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2006年 06月 26日 ( 1 )

 

ハマダーン テヘラン タブリーズ!

今日は気合入れて移動だ!

日本で言うと、仙台から東京にバスで行き、飛行機を取って松山へ、みたいな感じかなー。

あさ、バスターミナルまでいくと、30分後にアリ1はやってきた。

「昨日はごめんなさい」

「何をしていたの?宿のおっちゃんに何度も聞いたんだよ」

おもむろに黒いポリ袋を取り出した。

「これ、ぼくから。」

なに?長いバス旅を心配してさしいれでも?ありがたいなぁ。


「これなんだけど」とアリ1が袋から取り出したのはなんと・・・

 壷。


おいおいおい。バックパッカーに壷はないだろー。

心の中で激しくツッコミをいれつつ、「あ、ありがとう!!とてもきれいね・・・。」

ありがたく頂戴することに(汗)。

手にとって見てみると、底には「SEE YOU AGAIN  Ali」のマジックで書いた手書き文字が。

昨日の夜8時半ころ買ってきたそうだ。

「ハマダーンは陶器の町なんだ」

そう、そうなの・・・。


「割らないでね」というアリ1。
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私はウィンドブレーカーでそれを包み、かさばらせながらバスに乗った。


「日本に来てね。」

「そうしたいよ」

なかなかそうは行かない事情は知っているけど、わたしはアリに家族を紹介して、回転寿司に連れてって、道後温泉に案内したいと思う。

バスの中から、去るアリ1に手を振り。バスはテヘランへ。


「こっちこっち、こっちにすわれ」

なに?車掌のおっちゃんが私を手招きしている。
前の席にいってみると。高校生くらいのきれいな女の子の横に、私を座らせようというのだ。
彼女は英語を勉強中ということで、話し相手に私が抜擢されたのだ。

彼女はIT関連の仕事につきたいという17歳。夏休みの1週間を使って、テヘランから、ハマダンの住む年上の姉のところにきていたのだ。

彼女はわたしにスナック菓子、果物などご馳走してくれた。すまん。うまいぞ・・・。

とても礼儀正しく、やさしい彼女に託してみよう。
「あのね、これ、ハマダーンで親切にしてくれた友達にもらったの。」
私はアリ1からもらった壷を彼女に見せた。

「まぁきれい!すてき。」

「これ、もらってくれないかな。わたし、旅が長いから、もってはいけないの。。」

彼女は「もしわたしでよかったら」とすでにぎゅうぎゅうだったかばんの中に、壷を入れてくれた。

アリ1の気持ちは十分心に留めているので、これでいい。

ありがとう。

「テヘランに着いたら、空港に行きたいんだけど、タクシーはいくらくらいかしら?」

「わからないけど、外国人には高い値段を言うから・・・私が案内するわ」
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午後1時。テヘランに着いた足で彼女は私を先導し、多分40度以上あるテヘランのアスファルトを20分ほど歩いた。

そして、大通りに出て彼女は、並居る「悪徳タクシー」を振り払い、一台の良心的なタクシーを止め、料金交渉をし、私を乗せた。
そしてタクシー料金を払ってくれたのだ。
お金を渡そうとするわたしに

「いい、いいから早く乗って!」

断固としてお金を受け取らない彼女に私はかろうじてメールアドレスを渡した。

車は空港に向けて急発進した。


なんちゅう国や、イラン・・・。

17歳の女の子にタクシー代まで出してもらったクマモト○才。。。。

もう泣きそうである。



空港に着いてキャンセル待ちコーナーに行くと、私の目指すタブリーズの紙には50人ほどの名前が書いてあった。

「君もタブリーズ?今日は乗れないな」
「タブリーズ?無理無理。」

などといわれたが、絶対のっちゃる!!

とりあえずオープンチケット(3000円)を買い、キャンセル待ちコーナーに名前を書く。
私の後にも10人ほど名前が連なった。

見知らぬおいさんがタブリーズ行きの本日のフライト予定を聞きに行ってくれ、
「ほら、今夜は8時過ぎまで便がある。30分おきに見に行くんだよ。気長にね。8時の便は君が持ってるイラン航空じゃない会社の飛行機だから、返金してもらって、新しい切符を買うんだ。」

ありがと、どこのどなたかわからぬおじさん・・・。
おじさんはコーヒーを買ってきてくれ、一緒に長期戦の構えだ。

キャンセル待ちコーナーにはアタッシュケースを持ったビジネスマンがうじゃうじゃ。
おじさんたち、今日の仕事は「キャンセル待ち?」

わたしはあせってきた。飛行機に乗れないとなると、テヘランで泊まってまた、ここへきて。
めんどうなことは苦手だ!
ええい!8時の便まで待ってられるかい!

絶対乗っちゃる!!

わたしはキャンセル待ちコーナーでらちがあかないと思い、以前ラッキーにもいい人に出会って先に乗せてもらえたカウンター近くでウロウロしてみた。

待つこと30分。。。

なんだかでっかいおじいさんが
「君は~~~ペルシャ語できるのかい?」

「できません!できません!でもタブリーズにいきたいんです(主張)!」

「よっしゃ」

おっちゃんはイラン航空の係員にかけあってくれた。
「ペルシャ語のわからない日本人を困らせてどうするんだ!早く乗せてやれ!」

「でも・・・」
見たいな感じで対応していた係員も、結局おっちゃんの言うなりになり、わたしをキャンセル待ちい1番にしてくれたのだ!

やった!今日も下剋上50人抜き!!(イラン人ビジネスマンの皆さん、本当にごめんなさい)

およそ2時間後、タブリーズの空港に到着できた。

タクシーにぼったくられつつ日本人宿へ。

宿には英語のわからないおじいさんが。
部屋は「車の音がうるさい部屋」と「トイレの真横の部屋」が提供されて、究極の選択をしいられた。
(どっちにしたでしょう)

フロントに行くと、イスファハンで顔見知りだった男性がカップルで居た。

夜は彼らと情報交換。
わたしの「つかえない世界一周チケット」について思いっきり笑われてしまった。

彼らの武勇伝にも思いっきり笑った。
「もう夜だから静かにして」と宿の人に言われるまで。


強く感じる。

私が旅にもとめているのは、観光ではなく。

こういう、人との出会いなのだ。

by kumaf3 | 2006-06-26 02:09 | アジア編