人気ブログランキング |

クラックデシバリエ

昨夜ドミにて。

同じ部屋になった台湾人と香港人の女の子。
一人はシリアのダマスカスで3ヶ月、アラビア語の学校に行っていたそうだ。
彼女は旅行できていて、とてもとても暑いので、少しでも快適に過ごすために、学校に通ったのだって。
エジプトのカイロでも、日本人がたくさんアラビア語を勉強しに来ているのを見たそうだ。


日本で働く。

働かない。

海外に出ていろんな語学を学ぶ。

海外で働く。

学生時代に旅をする。

夏休みに旅行をする会社員。

海外でボランティアをする。

会社を辞めて、長旅に出る。

定年退職して、旅に出る。

その他。。。いろんな人に出会った。



旅の仕方って、一つや二つじゃないんだなー。

同じように、生き方も、人それぞれ。

こうあらなければならない、というのに縛られている人って結構多いと思うけど、世界に出てみると、その人が満足するなら、それがベストなんだな、とつくづく思う。

私は自分の生き方に、これからも妥協はできないな、と実感している。



さて。宿にて。



彼女たちに、「今朝ハマに着いて、明日ダマスカスに行く」と告げると、
「クラックデシバリエにはいかないの?」

とびっくりした様子。

やっぱり?行くべきでしょうか。。。、

暑さに辟易して、とっととシリアを抜けようとしていたんだけど。。。

ま、抜けたら、さらに暑いヨルダン、エジプトが待っているんだけど。


クラックデシバリエとは、十字軍が残した城跡で、ここハマの町から80㎞はなれた山間の町にある。
高台にいきなり城があるのだ。

日本人旅行者からは、「時間があったらいってみたら?」と勧められていた。


彼女たちは「いくのは簡単よ」という。

炎天下、バスを求めてさまようのは御免だったので、「むむ!」となる。

しかも「朝7時に出発して、昼前には帰ってこれるわ」という。

むむむ。



とっととダマスカスに行きたい気分と、クラックデシバリエを見物してみようかな気分が戦い・・・
およそ10分後。

「明日、一緒に行ってもいい?」

「もちろん!」

となった。彼女たちはとても気分がいいのだ。

実はこの旅に出るまで知らなかったのだが、韓国人はとても優しいし、香港人はしゃきしゃきしてる。台湾人はフレンドリー!!
エイジアンピープルに、とても好感が持てるようになった。

だから、クラックデシバリエの観光ももちろんだけど、彼女たちとお話ができることに期待して、一緒に行くことにした。

エジプトのカイロで日本から来る補給隊との合流を予定しているのだが、それにはまだまだ日程に余裕があるし。(イスラエルに行くのは取りやめました、時節柄・・・)


さ、早く寝なきゃ、明日は6時起きだし。


しかし、12時になっても1時になっても、一番の繁華街に位置する私たちの宿は、交通渋滞のクラクションの音が昼間と変わらない量で聞こえてくる。

ええい、思いっきり耳栓をつめるしかない!
やっと眠りについたのは12時半ころだった(すぐやんか)。


翌朝。荷物を詰めて、汗かきに備えて水着を着込み、7時前にはタクシーに乗り込む。

アラビヤ語をやっていたという香港の彼女に頼りっぱなしだ。
タクシーから、セルビスという名の乗り合いタクシーに乗り換え、ホムスという町まで1時間(60円)、さらにクラックデシバリエまで1時間(60円)。


100キロを越えて飛ばす高速道路。

なんだかなー。ひとりだったら、興味がない城跡なんて行かなかったよなー。

ほんと、彼女たちには感謝しなきゃ。


ダマスカスまで行こうか、クラックデシバリエに行こうか。

結局今、こうして、昨日の夜知り合ったばかりの子達と、シリア人に混じり、ガタガタゆれる車を飛ばしている。


旅はいつも決断を迫ってくる。

いつ行く?どこへ行く?誰と行く?どうやって行く?

行き先を決めるのは自分だ。

でも、いろんな人の考え方を聞いて、助けられて。

周りの人なしでは、やっていられない。


人生も同じだなぁ。一人だけでやっているように思いがちだけど、知らないところで助けられていることが多いと思う。

そう考えると。

日本のみんな、家族。
旅先で出会った100人を超える人々。
私をこんなに遠くまで運んでくれた、各国の交通機関。
日本のパスポートの威力の源を作ってくれた先人たち。


すべてのものに感謝の気持ちがあふれて来た。

んにょーし!
帰ってからは恩返しだ!バリバリいい仕事をさせてもらうぜ!


そんなこんなで一人感動しながら、車はクラックデシバリエに到着。

山登りをしなきゃ、と思っていたが、車がお城まで運んでくれていた。
50年前まで人が住んでいたという。


なんといっても、穀倉地帯を見下ろす眺望には脱帽!
この石積みを組むには、どんなに苦労しただろう。。。。
f0050468_2142045.jpg

f0050468_2144913.jpg

1時間ほど写真を撮り、ちょっとおカマっぽい案内人に案内されつつ、観光は終了。
帰りもセルビスを乗り継ぎ、ハマの町に着いた。


さて、いよいよあしたは、さらに暑い!と大評判のダマスカスです。

by kumaf3 | 2006-08-28 22:11 | 中東編  

<< シリア(ハマ-ダマスカス)-ヨ... シリア2日目 >>