グリーン・ランド
コーデュロイのパンツの中まで冷房が入ってくる飛行機は、
雲を割ってグリーンランドへ着陸態勢となった。
外を見ると・・・・・
うわ~~~~~~っ!!!
ナンじゃこれ!!
流氷となって流れる北極の氷河・・・・
雪の残る山々・・・・
青い空・・・・
すごい・・・ すごすぎる・・・・
37人乗りの飛行機に6人しか乗ってなかった。
しかもこのクルスクで降りたのは私だけ。
降りたとたん、冷たい風が ビュ----ッ!!!
空港の係りのおじさんは
「寒くない!夏だよ!」と私を握手で迎えてくれた。
さて、、、
荷物を転がして、ユースホステルへ。。。
アスファルトなんてどこにもナイ。
土の道・・・
山と海の景色に見とれて、
「すごい! すごーーーい!!」と1人で声を出してしまう。
だーーーれも周りにいない、静まり返ったこの島。
風は冷たくても、日差しはとても強く、しばらく歩いていると汗ばんでくる。
グリーンランド・・・・
足の踏み場も無いほど地面は凍っているのか?と思っていたけど、
夏が来ているのだ。
そろそろ、集落が見えてきた。
通りには小さな2階建ての建物。
「ユースホステルはどこですか?」
「ここよ~。」
「えぇ~~~?ここ!?」
中に案内された。
白くペンキ塗りされた素敵なかわいいキッチン。
「水道は無いの。
トイレはバケツにするの。
シャワー? 無いわ。
それがグリ-ン・ランド式なの!」
そうですか・・・・・
だったらしょうがナイ。
「3日間シャワーなし」で我慢するしかない。
水は近くのグリーンの建物に汲みに行く。
この2階建てに1人か・・・・
2階はざっくばらんにマットが置いてあり、どこでも寝ていい感じ。
荷物を置いて散歩してみた。
今日は町の14歳の子のお祝いの日で、
あちこちの家でパーティが行われているようだ。
町の人は外国人を見ても、そんなに違和感なく、普通にしている。
挨拶もこちらからしない限りしない。
顔は日本人をさらに横広くし、日焼けさせた感じ。
恥ずかしがり屋なんだろうか?
でも、家族同士は熱烈な抱擁をしたり、ブチューっとキスをしたり
こちらが面食らってしまう。
集落は100m範囲くらいで、散歩しても、まぁ30分で終わってしまう村。
さて、あと3日。
ここでどうしようか・・・
by kumaf3 | 2006-07-20 16:52 | グリーンランド編