カテゴリ:アジア編( 28 )

 

トルコ イスタンブールにて

夕べのブルガリアからの夜行バスで、トルコのイスタンブールに着きました。
入国は、荷物検査まであって面倒くさかったよ・・・。
でも日本人だというと、荷物はあけられなかった。さすが日本!

んでもって、常宿「tree of life」にお世話になることに。

さっそく旅行者のみんなに、これからの行き先、シリア、ヨルダン、イスラエル、エジプト、イエメンなどの話を聞くことができました。

イスラエルの入国スタンプがあると入国できない国があるので、イスラエルに入る際には別紙にスタンプを押してもらう、というのが鉄則だったのですが、戦争が終わってから、「別紙に押すのではなく、必ずパスポートに押されるようになった」とな!

これはいかん。

イエメンに入れなくなる。

イエメンと、イスラエルを比べたら。。。イエメンのほうに行きたいので、イスラエルはあきらめることにしました。


で、まず最初の入国先、シリアのビザを取るために、日本大使館にサポートレターを取りに行かねばなりません。

今まではバスと地下鉄に乗ればよかったのが、「バスは廃止になりましたよー」

うそー。

トラム、地下鉄、地下鉄、と乗換えが増えて、お金もかかるようになりました。


さて、日本領事館に着くと、少し年配の女性が。

「列車に乗っていたら、パスポートもお金も、ウエストポーチに入れてたもの、全部ひったくられたんですよ。」

ひえ====!!


これはひどい。。。


「あぶない列車だと聴いていたんですが、やられてしまいました」


くわばらくわばら・・・。


午後にはレターをもらって、これをもって、また明日、シリア大使館に乗り込みます。
忙しいイスタンブールです。あっついし。。。



今夜は久しぶりにご飯でも炊くかな、卵も買って、卵ご飯にでもするか(われながら質素)、と買い物をして帰ったら、宿のみんなが

「カレー作ってるんです、参加しませんか!?」とのこと。
そう、今日もシェア飯です!

さっそく、買ったお米と卵を返品しに行った私でした!





さてここからは、ブルガリアでの話。


旅のつわものたちに聞いたところによると、
「南米では日本人は大体彼氏彼女ができて、一緒に旅している」だって。

「へぇー、どんな人でも、ですか?」

「そう。だいたいね」

やっぱりかわいくなくちゃ、だめかな。きいてみた。

「不細工でも、いけますかねえ」


「大丈夫よ、くまちゃんは並だから。」



並かよ・・・。
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by kumaf3 | 2006-08-24 01:11 | アジア編  

イスタンブールの沈没宿

イスタンブールに着いたのは、昨日の夜10時。
3自発の便だったのに、さすが格安5000円のチケット!3時間遅れて出発!
ま、いいけどね・・・

さて、イスタンブール。もう3度目なのに、有名なアヤソフィアも、トプカピ宮殿も、見学したことがありません(爆)。
泊まっている宿は、一泊5ユーロ(700円)の日本人の溜まり場「TREE OF LIFE」。
男女別のドミトリーがあります。
地球の歩き方や情報ノート、日本の小説や漫画が豊富で、旅に疲れた人々が癒される場所。
そして次の旅への知識と情報、英気を養うところです。

わたしも、今日はこれからの旅のルートを練り練り。。。これがかなり難問です。
北欧へは寒くならないうちに行きたいし、世界一周チケットのイスタンブールーフランクフルト(ドイツ)いきも使わないといけないし、アフリカもどうするか・・・・。

朝から悩みまくり、ほとんどどこへも出かけず。

さて、楽しみもあります。

キッチンが使えるので、朝からお米を買ってきてお鍋で炊いてみました!

これがうまく炊けて。。。
卵ご飯で一杯。
ふりかけで一杯。
塩で一杯。
チャーハン2杯。
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管理人さんが釣ってきたアジのフライ、旅人が買ってきたスイカ。。。メロンなどなど、みんなの持ち寄り食材でうれしい胃袋!心も満たされております。

でも、旅人の話を聞くだけでも本当に刺激になります。

管理人さん自体も実は旅人で、1年3ヶ月前に日本を出て、今7ヶ月管理人生活をなさっていたり。
大学でイスラム教を専攻していて、これからチュニジアでペルシャ語を勉強する、という女性。
仕事をしては2ヶ月くらいの旅を重ねている女性たち。
もう半年くらい各国を回っている女性2人組。
イランでチカンに遭わなかったのなら、シリアヨルダンは余裕ですよ、とアドバイスしてくれる女性。
*ちなみにいま、ここには女性が多いのです。

人の話を聞くだけで本当、勉強になることばかり。いろんな生き方があるんだなぁ。。。

さあて、もう少し休養と旅の予定をたてたら、出発です。


フランクフルトあたりからイスタンブール、
南アフリカから、ヨーロッパへ飛ぶにはどの航空会社が安いか、どなたか教えてください。。。
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by kumaf3 | 2006-07-06 03:45 | アジア編  

グルジアぐるぐる

帰ってきたよーグルジアから。
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いまトルコの、黒海沿岸の町「トラブゾン」です。
ネットが遅いので、まとめて今日書きます。
地名が多くて、わかりにくい方が多いかと思いますがご了承ください。

6月30日  

今日こそは気合を入れて北上するぞ、と7時半に起きて、休養していたトルコとイランの国境の町ドゥバヤジッドを出発。
まずミニバスにてIGDOR(イグドゥール)へ。およそ45分 5リラ400円。
IGDOR からカルスへ 3時間10リラ。
カルスは高地にある。カルストです。景色は最高!九州の阿蘇界隈をスケール大きくした感じ。
雨にも降られながらカルスからグルジアとの国境の町ポゾフへ3時間、17時30分着。

ポゾフは山間の村でとても静か。

kさんが宿探しをしてくださっているあいだ、道端で立っていたのですが、村のパンやさんがいすを持ってきてくれ、喫茶店の若者がお茶とコーヒーをくださいました。ありがたい。。。
町の人は、道端で井戸端会議。
夜はチャイやで、サッカー観戦。のんびりした町です。
でも、国境が近いということで、軍の施設があり、兵隊さんはずっと監視中。

「おっちゃんに負けた・・・」とkさんの選んだ宿は7リラ。
宿の押しの強いおっちゃんは狭い階段をゼイゼイいいながらわたしの荷物を3階まで運んでくれます。自分で持つって言ってるのに。。
kさんと私の宿の部屋は別々ながらも、留置所の面会室のような小窓があり、鉄格子を通して会話ができます。

変な感じ・・・

よく思うのですが、このあたりの人はずいぶん暇そうに一日中外で集まりおしゃべりをしています。
一言言わせて・・・。


「しゃべる暇があったらトイレとシャワー室の掃除をしろっ!!」


夜は耳がつんとするくらい静かな町。

あちこちに牛がいます。
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もう二度とくることのない町。町を歩く一歩一歩が、人生最初で最後の一歩。
一瞬一瞬が貴重なんだなぁ。


軍の施設があって、銃を持った軍隊が警備しています。
宿に誰が泊まったか、警察がすべて把握しているみたい。

明日の朝のグルジアに向けてのバスを予約し、ちょっと臭うベッドで眠りにつきました。


7月1日

グルジア国境へ。
まずトルコを出国。

バスの乗客すべてのパスポートをまとめて、ちんたら、いえ、丁寧に処理をするので、待ち時間が長い。
ようやくグルジア側へ。

3人ずつ、管理官のいる小窓へむかう。

グルジア語でこんにちは「ガンバルジョーバ!」といってみる。
通じたようで、管理官は和やかな笑顔。

すでにたくさんのスタンプがあるパスポートはトルコを抜けた印のスタンプを探すのに苦労しているようだ。
「アルメニア、アゼルバイジャンにいくのか?」

「いやー、いかないです。またトルコに戻ります。」

無事入国OK。

「ウェルカムトゥ グルジア!」

やっほー!グルジアだ。

それから延々、荷物の検査をして、バスが出発。
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グルジアに入ったとたんに悪路になり、牛歩のバス。。。アスファルトの穴を避けて走るので、くねくねくねくね。おじいちゃんが歩く速度で進む。

8時30分に出発して、初めての町「アハルチエ」に到着したのはお昼を過ぎていた。40キロほどの道なのに。

この町で降りて、黒海沿岸の町「バトゥミ」へ向かう。

が!バスは出たばかりで直行便がない。

「バトゥミまで164キロ」という表示がある。

その経由地「クタイシ」まで行くバスが3時にあるというので、待つことにする。

kさんは私と違って、時間が来ればちゃんとレストランに入ってご飯を食べたいという人(ちなみに私はスーパーで買出し節約派)なので、この小さな村でもお店を見つけて入った。
私も見物。

おかずは、作り置きの魚の輪切りのフライか、肉のフライ。
決しておいしそうではない。

それでもkさんは魚を注文し食べている。しょっぱくて、おいしくない・・・。

その食堂でトイレを借りましたが、人生始まって以来第5位の汚さでした。

3時発のクタイシいきミニバスは、まるで何もない愛媛県の田舎のような山間を走る。
愛媛と高知県の県境のような感じ。山と川しかない。

エンエン走る。

なにもない。

雨が降っている。

車はベルトが切れ、修理。

人が乗っては降り、乗っては降りる。

もう5時だ。

町の表示には、行きたい町「バトウミ」はおろか、「クタイシ」という文字さえない。

それでもクタイシについたのは7時すぎ。

表示は「バトゥミまで146キロ」

おいおい、4時間走ってたったの10数キロ近づいただけかい・・・いったいいま、どこにいるんだろう。
*翌日、旅行者にみせてもらったロンリープラネットの地図で、クタイシの位置を知る。クタイシは北、バトゥミは西、まったく違うじゃんか!!!


バスのおっちゃんはもう薄暗くなった中、私たちをバトゥミ行きの乗り換え便の乗せようと、乗り場まで連れて行ってくれた。

が・・・今日はここに泊まるよ。おっちゃんありがとう。


駅前にある宿は少し高いのでタクシーで移動。

若干安い宿に到着。雨が降っている。


7月2日

グルジアの地図を持っていないので、どこにいるかまったくわからない。

近くの公園に止まっているバスにテキトーにのり、運良く駅に着いた。
バトゥミ行きのバスもすぐにわかった。

9時発。このバスが飛ばす飛ばす!100キロは超えている。
滑走路じゃないんだから・・・

3時間後、黒海が見えてきた。

グルジアの港町 バトゥミ。

パッカーらしきアメリカ人に安宿を教えてもらい、投宿。(グルジアはどこもあんまり安くないです)

街は・・・港があり、少し大通りがあり・・・・すすけた市場があり・・・スーパーで1万円ほど買い物をする人もいれば、その外には子供の物乞いもいる。 以上。

夜は中華料理店へ。

明日はトルコへ帰るぞ~!


7月3日


ミニバスで国境へ。
グルジア出国はスムーズ!トルコは、少し待ち時間があって、入国。

大きなバスに乗れるターミナルまで2ドルのタクシーで黒海沿岸を走る。
9時発のトラブゾン行きバスに乗り、昼ころ到着。

トラブゾンは風の強い港街です。昨日の宿はとてもカビ臭が強く、パジャマもカビ臭がついてしまったため、大洗濯。

旅行会社へ行き、明日のイスタンブール便を予約。
あす15時45分発。77トルコリラ。5000円くらい。

「この便は格安なので、多分遅れます」とのこと。

ちゃんとイスタンブールに帰れますように・・・。
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by kumaf3 | 2006-07-03 21:58 | アジア編  

のんびり

今朝の時点まで、「きょうは北上してグルジアに近づこう」と言う計画だったのだが。

朝の散歩に行って帰ってきたkさんは

「どうする?どうしたい?」

というので。。。。


「いやー、ここでのんびりしてもいいかな、と」


kさんも同意見で、宿も安い(300円、清潔!)し、休養デーにすることにした。


ここトルコのドゥバヤジットの町は、イラン国境から35キロ。
トルコの中でも物価が安いほうである。
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ただ、食堂の味は、だいたいどこも一緒。
お肉とトマトとジャガイモを煮込んで油と塩で味付け、色はオレンジ。
ご飯もあります。
だいたい300円から500円くらい。

小さな町なのに10mごとに散髪屋があって、おじさんが髭をそっています。


この町の宿でうれしい再会が。
トルコのイスタンブールの宿で一緒だったイソダさんがいた!
そして、イランのイスファハン、タブリーズで一緒だったカップルも同じ宿に。

カップルさんは「またそのうち会うでしょう」と南下していった。
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午後から、イソダさんとkさんと3人でトコトコ散歩。
それぞれベトナム在住、中国滞在、ということで、歴史の話、文化の話、興味深い話が聞けた。

アララット山を眺めながら、さわやかな風に吹かれ、アウトドアでチャイを飲む。
「今日北上していたら、こうやってチャイは飲めなかったですね」

イソダさんはこれからイランに行くので、「テヘランは40度ですよ」とたっぷり脅しておきました。

トルコでは角砂糖を溶かして飲むチャイ。
かじりながら飲む人もいる。

イランでは角砂糖を口に含んで、チャイで溶かしていく。


わたしは最初、「角砂糖を舐めるなんてサーカスの象じゃないんだから!」と軽蔑していたが。。。

もう今では一日に角砂糖を30個くらいカジカジしています。

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ええ、象そのものです。



さーて、明日はぼちぼち北上ですかな。
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by kumaf3 | 2006-06-30 02:29 | アジア編  

イラントルコ国境へ

なんと宿の前で拾ったタクシーの運ちゃんは、乗る前に料金交渉したにもかかわらず、バスターミナルまで送ってくれ、私たちからお金を取らなかった・・・。

なんで?おごり?

時にはボッタくられ、時にはおごられ、結局はトントンだったかな?

イラン最後。

きょうはバスに4時間乗ってイラントルコ国境マークーの町に行く。
その後イランに入るかどうかは、そのとき決めよう。

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バスは一度だけベルトを変える停車をし、無事マークーへ。

山はすごいきれいだけど、何にもないね、ということで、このままトルコまで行くことに。

トルコに入ってしまえば、このくそ暑い黒いスカーフともオサらばである!

しっかしイラントルコ国境のわけのわからないこと!

どこへいっていいのかわからない。
矢印とか書いとけよなー。

まぁkさんと協力して国境越え成功!

トルコの、ノアの箱舟が着いたというアララト山がみえる。
5000メートル以上ある。
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というわけで、今夜は国境越えの宿場町 トルコのドゥバヤジットという村にいます。

ATMもネットやもお菓子屋も散髪屋も何でもそろって便利!

明日は北上する予定です。


あー首もとがスースーする。

黒頭巾のない生活は最高だ!
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by kumaf3 | 2006-06-29 04:40 | アジア編  

タブリーズにて

いよいよイランも最終ラウンド。

タブリーズでのお勧めは「キャンドバン」。
トルコのカッパドキアのミニ版のようなところ。
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バスでの乗り継ぎが不安だったのだが、一人で出かけてみることにした。

乗り継ぎ地点の山間の村で・・・乗り合いバスが来るはずなんだけど、、、、こない。
タクシーの運ちゃんは20000リヤル=300円でどうだ、と吹っかけてくるが、悔しいので乗らない。
バスで行くと3000リヤルなんだもん!

1時間がたち、いろんな人が
「バスは来ないぞ。タクシーに乗れ」という。

わたしも不安になってきた。
こんな山間の村で帰れなくなったらどうしよう。
来るんじゃなかったかも。。。
村の人たちも

落ち込んでいたそのとき
「キャンドバン?」

あーあるんじゃんバス!

バスの中は山の上に住む人ばかりだ。

日本人の私は目立つ目立つ。
片言の英語で話しかけてくる女の子。

子供が泣き始めたので、母親は
「ほーら外人よ!」
と私を指差してなだめる。
3歳くらいの女の子は、ぴたり泣き止む。

私はかばんの中からビスケットを取り出し、子供にあげる。

子供は何もいわずに食べる。

が!しばらくするとまた泣き出し、私のあげたビスケットを投げやがった!

「ゆるさん!私の貴重なビスケットを返せ!!これだから子供は嫌いなんじゃ!」

・・・と思ったが、我慢した。


村に到着して風景を堪能した後、帰りのバスを待つが1時間たっても来ない。

雨も降り出した。はぁーどうしよう。

やっぱり来るんじゃなかったかなー、しんどいなぁ。


と、男女の車が通りかかったので、愛想良くしてみたら、「後ろに乗れ」と作戦成功!


お母さんと息子かな?と思ったら、彼女は私と年が変わらなかった。


二人はたどたどしい英語で時折話しかけてくれるが、何とか理解しそれに答えても、意味がわからないようだった。

しんどくなってきたので、寝たふり。

途中で彼女は降りていった。

ドライバーの男性は「僕の仕事はインターポール。インターナショナルポリスなんだ」
といい、背広から拳銃を取り出し、ダッシュボードにしまった。

ほんまかいな。

「彼女はただの友達で、彼女じゃないんだ。」

ふーん、まあ、どうでもいいけど。

「これから、バザールを見に行こう。いってないんだろ」

まぁ、いってもいいか。
タブリーズの町に着き、車を降りると、おっちゃんはでっかく古いモスクに案内し、紅茶をご馳走してくれた。

しかし、インターポールにしては、英語が貧弱で、動詞がなかったり、語彙もない。
気持ちはありがたいがとても疲れるので、「もう時間がないの」と、帰ることにした。

宿には掲示板でやり取りをして偶然にもイランに来ている、という友達が着ている予定だった。

そのkさんとしばらく話をし、明日イランを抜けトルコに入り、私が少し興味のあるグルジア行きに付き合ってくれることになった。

今回の旅での陸路での国境越えは初めてなので、心強い。



トイレの横の部屋は・・・くさい。
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by kumaf3 | 2006-06-29 04:30 | アジア編  

ハマダーン テヘラン タブリーズ!

今日は気合入れて移動だ!

日本で言うと、仙台から東京にバスで行き、飛行機を取って松山へ、みたいな感じかなー。

あさ、バスターミナルまでいくと、30分後にアリ1はやってきた。

「昨日はごめんなさい」

「何をしていたの?宿のおっちゃんに何度も聞いたんだよ」

おもむろに黒いポリ袋を取り出した。

「これ、ぼくから。」

なに?長いバス旅を心配してさしいれでも?ありがたいなぁ。


「これなんだけど」とアリ1が袋から取り出したのはなんと・・・

 壷。


おいおいおい。バックパッカーに壷はないだろー。

心の中で激しくツッコミをいれつつ、「あ、ありがとう!!とてもきれいね・・・。」

ありがたく頂戴することに(汗)。

手にとって見てみると、底には「SEE YOU AGAIN  Ali」のマジックで書いた手書き文字が。

昨日の夜8時半ころ買ってきたそうだ。

「ハマダーンは陶器の町なんだ」

そう、そうなの・・・。


「割らないでね」というアリ1。
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私はウィンドブレーカーでそれを包み、かさばらせながらバスに乗った。


「日本に来てね。」

「そうしたいよ」

なかなかそうは行かない事情は知っているけど、わたしはアリに家族を紹介して、回転寿司に連れてって、道後温泉に案内したいと思う。

バスの中から、去るアリ1に手を振り。バスはテヘランへ。


「こっちこっち、こっちにすわれ」

なに?車掌のおっちゃんが私を手招きしている。
前の席にいってみると。高校生くらいのきれいな女の子の横に、私を座らせようというのだ。
彼女は英語を勉強中ということで、話し相手に私が抜擢されたのだ。

彼女はIT関連の仕事につきたいという17歳。夏休みの1週間を使って、テヘランから、ハマダンの住む年上の姉のところにきていたのだ。

彼女はわたしにスナック菓子、果物などご馳走してくれた。すまん。うまいぞ・・・。

とても礼儀正しく、やさしい彼女に託してみよう。
「あのね、これ、ハマダーンで親切にしてくれた友達にもらったの。」
私はアリ1からもらった壷を彼女に見せた。

「まぁきれい!すてき。」

「これ、もらってくれないかな。わたし、旅が長いから、もってはいけないの。。」

彼女は「もしわたしでよかったら」とすでにぎゅうぎゅうだったかばんの中に、壷を入れてくれた。

アリ1の気持ちは十分心に留めているので、これでいい。

ありがとう。

「テヘランに着いたら、空港に行きたいんだけど、タクシーはいくらくらいかしら?」

「わからないけど、外国人には高い値段を言うから・・・私が案内するわ」
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午後1時。テヘランに着いた足で彼女は私を先導し、多分40度以上あるテヘランのアスファルトを20分ほど歩いた。

そして、大通りに出て彼女は、並居る「悪徳タクシー」を振り払い、一台の良心的なタクシーを止め、料金交渉をし、私を乗せた。
そしてタクシー料金を払ってくれたのだ。
お金を渡そうとするわたしに

「いい、いいから早く乗って!」

断固としてお金を受け取らない彼女に私はかろうじてメールアドレスを渡した。

車は空港に向けて急発進した。


なんちゅう国や、イラン・・・。

17歳の女の子にタクシー代まで出してもらったクマモト○才。。。。

もう泣きそうである。



空港に着いてキャンセル待ちコーナーに行くと、私の目指すタブリーズの紙には50人ほどの名前が書いてあった。

「君もタブリーズ?今日は乗れないな」
「タブリーズ?無理無理。」

などといわれたが、絶対のっちゃる!!

とりあえずオープンチケット(3000円)を買い、キャンセル待ちコーナーに名前を書く。
私の後にも10人ほど名前が連なった。

見知らぬおいさんがタブリーズ行きの本日のフライト予定を聞きに行ってくれ、
「ほら、今夜は8時過ぎまで便がある。30分おきに見に行くんだよ。気長にね。8時の便は君が持ってるイラン航空じゃない会社の飛行機だから、返金してもらって、新しい切符を買うんだ。」

ありがと、どこのどなたかわからぬおじさん・・・。
おじさんはコーヒーを買ってきてくれ、一緒に長期戦の構えだ。

キャンセル待ちコーナーにはアタッシュケースを持ったビジネスマンがうじゃうじゃ。
おじさんたち、今日の仕事は「キャンセル待ち?」

わたしはあせってきた。飛行機に乗れないとなると、テヘランで泊まってまた、ここへきて。
めんどうなことは苦手だ!
ええい!8時の便まで待ってられるかい!

絶対乗っちゃる!!

わたしはキャンセル待ちコーナーでらちがあかないと思い、以前ラッキーにもいい人に出会って先に乗せてもらえたカウンター近くでウロウロしてみた。

待つこと30分。。。

なんだかでっかいおじいさんが
「君は~~~ペルシャ語できるのかい?」

「できません!できません!でもタブリーズにいきたいんです(主張)!」

「よっしゃ」

おっちゃんはイラン航空の係員にかけあってくれた。
「ペルシャ語のわからない日本人を困らせてどうするんだ!早く乗せてやれ!」

「でも・・・」
見たいな感じで対応していた係員も、結局おっちゃんの言うなりになり、わたしをキャンセル待ちい1番にしてくれたのだ!

やった!今日も下剋上50人抜き!!(イラン人ビジネスマンの皆さん、本当にごめんなさい)

およそ2時間後、タブリーズの空港に到着できた。

タクシーにぼったくられつつ日本人宿へ。

宿には英語のわからないおじいさんが。
部屋は「車の音がうるさい部屋」と「トイレの真横の部屋」が提供されて、究極の選択をしいられた。
(どっちにしたでしょう)

フロントに行くと、イスファハンで顔見知りだった男性がカップルで居た。

夜は彼らと情報交換。
わたしの「つかえない世界一周チケット」について思いっきり笑われてしまった。

彼らの武勇伝にも思いっきり笑った。
「もう夜だから静かにして」と宿の人に言われるまで。


強く感じる。

私が旅にもとめているのは、観光ではなく。

こういう、人との出会いなのだ。
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by kumaf3 | 2006-06-26 02:09 | アジア編  

またまたイランの家庭に!

昨日は一日中寝てしまいました。

さて、一夜明けて。明日はバス&飛行機で一気にテヘランから、タブリーズまでいくかな!
そのためには両替をしなければ!

こっちの銀行は午後には両替をしてくれないことが多いから、8時過ぎ、近所の銀行へ。

ええっと、ここの窓口でいいのかな?

最後尾に欧米風の顔立ちの男性がいたので、聞いてみた。カップルだ。

「ここでいいんですよ。」

彼は英語が堪能で、いろいろ話しかけてくれた。
一緒にいたのは、お母さんだそうだ。
んで、メアドを聞いてきた。

早いんでないかい?とおもったが、まぁいい。

「よかったら家にlunchiに来ない?」

え?
またもや、「イラン人のおうちに誘われる」の巻?

いやー、もーそれは喜んで。お母さんもお姉さんも一緒だし、安心だ。

彼の名はアリ。先日のアリと一緒なのでアリ2としよう。

彼の家は街の南の高台にあり、エアコンが要らないほど涼しい。
彼は2人のお姉さんとの3人兄弟。
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お母さんは私のためにハンバーグ風に肉を焼いてくれ、サフランライスをごちそうしてくれた。

ひとつだけ受け入れられなかったものが。。。。

ヨーグルトドリンク。

お母さんの作ったヨーグルト(ここまではいい)に、サイダーをいれ、塩を混ぜる。
これが臭くてまずくて酸っぱくて。

おいしいです!という言葉を出すまでに14秒かかった。人間、うそは体によくない。

「ここ、これは体によさそうですね!」

わたしは120%調子がいい。

食事のあと、アリ2はパソコンを見せてくれたり、トランプで手品をしたり、フツーに友達の家に行ったときに遊ぶような感じですごした。

イスラム教の食後の祈りを、アリ2とお母さんと一緒にした。
初めての体験!

お母さんは私に、お古のマントウ(イスラムの女性が着る、長めのコート)をくれた。



でも私は少し落ち着かないでいた。

きょうはアリ1が電話をくれるかもしれない日だ。
「午後になったら電話するよ」と来ていたのに、宿にいない私。心の片隅で「悪いなぁ」と思いつつ、親切なアリ2の家族とも離れがたかった。

夕方になってハマダーンが一望できる公園に出かけ、認知症が始まったというおばあさんの家に出かけた。
みんな突然の異邦人の私を歓迎して、ほっぺに3回キスしてくれた。

果物、お茶、そしてどんどん親戚があつまり、わいわいがやがや。

でも私はアリ2がその場にいなくなると、誰とも会話ができない(英語が通じない)ので、ちょっと孤独だった。
それでも、居心地は悪くなかった。

明日は朝早くテヘランに出発だから、と言っていたのをアリ2は覚えていてくれて、宴会はお開きとなり、アリ2の運転する車で宿の裏通りに。

アリ2は、「ここからはわたし一人で帰れるから」と固辞したものの「心配だから」と宿まで一緒に歩いてくれた。

「日本にきてね、案内するから」

「わかった、将来、いけるようにするよ」

エンジニアを目指す大学生アリ2、将来が楽しみである。

「いいかい、イランは怖い人もいっぱいいいる。家になんか行っちゃいけないよ(おいおい)。Never trust iraniy person!わかったかい?」

メールで連絡を続けることを約束し、彼は去っていった。


宿に帰ると宿のおっちゃんが

「友達から電話があったぞ」

や、やばい、アリ1が電話をくれていたのだ。

あーあ、悪いことした。。。。

すまない気持ちでシャワーを浴び、ゆっくりしていると、部屋をノックする音が。

「友達から電話だぞ」

アリ1だ。

「もしもし?ごめんなさい!!!」

私は今日のいきさつを語り、あやまった。

「明日8時のバスだろ?見送りに行くよ。」

え?でも、毎日朝6時起きで仕事をしている、といっていたアリ1.

「上司に言って、明日は10時出勤にしてもらった」

ひえ~~~~!!申し訳ない・・・。

でも、ありがたい・・・。

「明日、バスターミナルに行くには、タクシー乗り場で テルミナル!っていうんだよ。」

と彼はアドバイスしてくれ、明日会う約束をして、電話を切った。
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by kumaf3 | 2006-06-25 01:44 | アジア編  

ハマダーンが涼しいだァ??責任者出て来い!

ポリスの尋問を受けて疲れていたが、今日はまた早く起きてハマダーンに行かなければならない。
宿を値切ることと、パスポートを忘れず返してもらうこと、料金のレシートをもらうこと(保険の請求の関係で)、町外れのバスターミナルまでまちがえずバスに乗ること。朝っぱらからいろいろノルマがある。

宿のおっちゃんは10000リヤル(120円)だけ負けてくれ、レシートを書いてくれた。
パスポートも受け取った。よっし。
バスの乗り場も教えてくれ、後は乗ればいいだけ!

(実はそのあと、おっちゃんに部屋の鍵を返すのを忘れ、おっちゃんが取りにきた。またそのあと、おっちゃんは、私が忘れていたガイドブックを持ってきてくれた。忘れ物ばかりである)

バス停では10人くらいの女子学生(もちろん黒いスカーフをしている)が、なにやら試験勉強をしていた。
「サラーム」と挨拶すると、英語ができる子を中心に、いろいろ質問してきた。
わたしはここぞとばかりに「ハマダーンに行くバスに乗るの。」と訴え、彼女たちにアシストを求めた。
バスの中でも彼女たちは「一緒に座ろう」と誘ってくれ、試験勉強をしながら、私をチラチラ見ている。
一人の女の子がわたしにバスのチケットをくれた。
私は買っていたのだが、ここはありがたくいただいておこう。

みんな、やさしいなぁ。。。。。

彼女たちは途中で降り、バスは終点の郊外バスターミナルに着いた。

運転手のおじいちゃんに
「ハマダーン行きはどこ?」
ときいたら、
「ハマダーンか、よし、バスに乗れ!」
と、また、私だけをバスに乗せてくれ、ターミナルで一緒に降りて、重たい私の荷物を転がしながらコロコロ先導してくれる。
頼もしいなぁ、おじいちゃん!

「ここだよ」

ありがとう!
おっちゃんは私に荷物を返すと、また急いで放りっぱなしの自分のバスに帰っていった。

バスはハマダーンまで250円。エアコンが効いていて、もう死ぬまでおろさないで!というほど気持ちよかった(つまりゴーゴー寝ていた)。

でも3時間後「君もここで降りるんだよ」といわれ、ハマダーンの大通りに下ろされた。

ハテ?ここから街までは・・・。
イランの大きなバスターミナルは、大体街外れにある。

タクシーは外国人には吹っかけてくるので、乗りたくなかった。
ガイドブックには「バス停がすぐそこ」とあったので、「バス、バス」と聞きながら探した。

バスを待って本を読んでいる男性がいたので「町に行くバスはどこ?」と聞いてみた。

兄ちゃんは、私を先導し、大きな通りまで出てくれた。
バスを止めてくれようとしたが、結局つかまらず。

兄ちゃんはタクシーをつかまえ、私を乗せて、なんと自分まで乗り込んだ!

うそー、いっしょに行ってくれるの?
あーありがとう・・・こんな人いる????

兄ちゃんは町の中心にあるホテルで私を下ろし、お金はいいよ、とまた引き返していった。

あー、沁みる、イラン人の親切(うるうる)。


さて、兄ちゃんの下ろしてくれた宿にはフロントに誰もいず、ハロー、ハローなどと声を出してみるが誰も応答しない。
困惑している私に、イラン人がたくさん集まってきた。

その中に
「Can i help you?」
といってくれる人がいた。

向こうから声をかけてくる人にろくな人はいない、というのが旅の安全のキマリだが、その人を見ると、きちんとした身なり、まじめそうな顔立ち。
まあいいか。

「ホテルに誰もいないの。」

すると兄ちゃんはいろんな人に聞いてくれ、階上のフロントを見つけ、いっしょに荷物を持ってくれ値段を聞いてくれた。

た、高い・・・。

「もっと安いホテルない?」
兄ちゃんはその高いホテルのおっちゃんに尋ねてくれ、私のガイドブックに載っていた「ハマダーンゲストハウス」を紹介してくれた。

兄ちゃんはハマダーンゲストハウスまで暑い中いっしょに来てくれ、部屋も見てくれて、70000リヤル(4人分のベッドがある部屋を一人で使用、もちろんきれいではない=900円)という値段に迷う私に
「歩き回るのも暑いし、いいんじゃない?」
とアドバイスしてくれた。

宿のおっちゃんはチェックインに際していろいろ私に質問した。
「つぎはいつ、どこにいくのか?」

いやー、そんなんまだ考えてませんよ。。。。。

兄ちゃんに
「ハマダーンは何日いたら十分かなぁ?」
と聞いてみたら、2日くらいというので、一日余裕をつけて月曜日あたりに町を出ることにした。

チェックイン完了。

「テヘランまで行くとしたら、長距離バスの予約は、今からしておいたほうがいい?」

と聞くと
「しておかなければいけないよ」
というので、2軒ほどいっしょに回ってくれ、予約完了。

いやー、お兄ちゃん、ありがとう!ホントありがとう!

兄ちゃんは電話番号を書いて「何かあったら電話をくれ。たすけるよ。」

ああ、もう帰っちゃうのね。

「もし必要なら、またくるから。きょうは夕方だったら大丈夫」

そうかー、電話するのは面倒だし。

「5時にここで、どお?」

というわけで、ひとり歩きが怖い&友達のいないイランはつまらない私は、友人を一人カクホした(笑)。

彼(アリ1号)は押し付けがましいところはまったくなくとてもまじめで、なにより私のいとこ「かおる君」にそっくりなのだ。他人には思えない。

で、エアコンのない部屋で休憩し、夕方5時ころ(そう、私の時計は壊れていて、短針生活が続いております)になったので、まだ日差しが強い中「黒頭巾」をかぶり長袖を着て宿を出た。

ちなみに血のつながった家族以外のいる場所では家の中でも黒頭巾が必要。
宿で顔を洗いに行くとき、トイレに行くときも黒頭巾をかぶらなければならない。
あーもー!!

路上タバコ屋のおっちゃんがここにすわれ、というので、おっちゃんの横に座ってアリをまった。

(たぶん)5時きっかりにアリは現れた。

私はおなかがすいていたので、一人で勝手にサンドイッチをジュースを食べた。

で、アリが「どこに行く?」
というので、

「いやー私はハマダーンのこと知らないので、決めてください」

「じゃあ、ギャンジナメという名所に行こう。」

と。

ギャンジナメ。ガイドブックには「遺跡に興味のない人にはがっかりの場所かもしれない」と書いてあったのを覚えていた。

「いいよ」

せっかくなので、お供することにした。

遺跡に興味?それうまいもん?の私ですが。


タクシーでおよそ15分。
仕事のことや家族のことなどを話しつつ、そこについた。

道端にはたくさんの宿泊テントが張ってあり、イラン人は泊りがけで遊びに来る名所らしい。
ちなみにレジャー時も、女性は黒装束である。

公園には滝があり、うじゃうじゃ人がいる。
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滝のそばで座ると、周りのイラン人がほぼ80%、私を見ている。

「サラーム」と挨拶すると、女性たちが寄ってきた。

彼女の質問をアリが通訳し、私が答える。

「いっしょに写真をとってくれませんか?」という家族連れ。

もうスター以外の何者でもない。
日本で孤独感を感じている方はイランに来てください。

「みんな、君と話したいんだけど、英語が話せないんだよ」

イランでは英語は学校教育に入っているが、日本と同じように、話せない人が大半である。

アリはまたタクシーで、わたしを公園に連れて行った。
イランの金曜日は一週間でただ一日の休日である。公園は金曜の夕方を楽しむ大勢の家族連れでにぎわっていた。
ほかに行くとこないのかい、と突っ込みたくなるおびただしい人の群れ。

最後に、残念ながら店の多くは閉まっていた「ハマダーンの銀座」略して「ハマ銀」を案内してくれた。
なんと時計屋さんは、長い間短針生活を強いられていたわたしの目覚まし時計を無料で直してくれた。。。。ありがとう!

そしてアリは

「もしよかったら、うちに来ない?夕食をご馳走するよ」

ええ?そんな?ほんと?
もちろん一人暮らしとかだとヤバイので、確認。

「あなたの家族もいっしょ?」

「一緒だよ。両親と兄弟6人。兄弟のお嫁さん。」

「それはぜひ!いきたいです」

イランの家庭料理を味わえるめったにないチャンスだ。


アリは
「僕はお母さんが大好き。お母さんも僕が大好き。僕だけじゃなくて、兄弟みんなを、だけどね」

日本では女性が嫌がる言葉を、どうどうをいうアリ。

イランでは家族の絆は深い。

わたしがイランに来て(まぁ、外国ほとんどそうだけど)、まず会って3分以内に聞かれる。

「何歳?仕事は?結婚しているの?子供は?」

ぜんぶ正直に答えているけどね。


さて、アリの家は車で10分の静かな郊外にあった。

お母さん、兄弟、みんな歓迎してくれた。

家の中は暑いので、と庭にじゅうたんを広げる。
アリの兄弟は、下が6歳、一番上が29歳のアリである。すべて男。

下の兄弟2人は結婚していて、お嫁さんはそれぞれ17歳と19歳。若くてきれいだよ・・・。

紅茶に始まり、私のために買ってきてくれたケーキ類、サラダ、お母さんの作ったヨーグルト、そしてメインはチキンと白ご飯。

ご飯はオイオイ、というくらい山盛りにされ、4分の3も残してしまった。

「このシチュエーションを、ぼくは10日前に夢で見た!今思い出したよ。」とあり。

「その夢には私もいたの?」

「いたよ」




最後に大好きなアメリカンチェリー(イラン産なのでイランチェリー?)、メロン。

私はお礼に、お父さんに金、お母さんに銀の折り紙で鶴を折ってあげた。

6歳の弟には紙飛行機を4台。

10時過ぎてしまったので、アリがまた送ってくれることに。

お母さんは「おなかが痛くなったときに飲みなさい」とレモンの絞り汁の瓶詰めをくれた。

私とアリを乗せたタクシーは、町の中心部の宿へ到着。

「また電話するよ。日曜日は仕事は5時までだから、会えるかもしれない。」

「わかった、無理しないでいいから」

握手をしたアリの握力は異様に強かった。


宿に帰るとみんなでワールドカップサッカー観戦。こいこい、ここに座れ、というので、お付き合い。もう12時である。

そしてトイレに行って帰ると、別の部屋の家族が私を手招き。
粉で作った赤いジュースをご馳走してくれ、20歳の息子が、ギターでイランの曲を2曲も熱唱してくれた。
もう1時過ぎてるけド・・・(汗)。

「うちの家はカスピ海の近くにある。ぜひ来なさい。」と住所をペルシャ語で書いてくれる。


イラン人のフレンドリー&親切は、今日一日の、コンタクトレンズをはずさなければいけない時間を大きく超過していた。
噛めば噛むほど、良さが出て来るイラン。

どうして一人で旅をしているの?と誰もが聞いてくる。

一人旅は、車とバイクだと、風を受けて走るバイクだと思う。

人の気持ちがダイレクトに、心に入ってくる。

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ミミズが這ったようなペルシャ文字、英語が通じない人たち、40度を超える暑さ、私を見つめる濃い顔立ち、チカンがいるとの前評判、核保有で世界中から危険視されているイラン。
その中で旅をするには、毎日、宿の廊下に出るときから、勇気と気合(と、黒頭巾)のいることである。

人に助けを求めなければ、イラン旅は続けられない。

でも、いったん助けを求めたら、150%の心を返してくれる、イランという国の人たち。

今日一日に私が受けた親切をかみ締め、日記を書きながら、涙があふれてしまった。

眠りについたのは3時を過ぎてからだった。
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by kumaf3 | 2006-06-23 00:25 | アジア編  

いきなり行き先変更!!(つづき追加)

猫に小判、熊本にエスファハン、というわけで。

ずーっと感じていたことだが、やっぱり建物には興味が沸かんわ・・・。「世界の半分がここにある」とかいわれているエスファハンですが、すまん!一夜で引き払うぞ!!(笑)

で、旅立ちの朝。朝っぱらから日光まぶしい、カップルとシェアの3人部屋を出て、4ドル払う。
そう、もうイランの通貨がない!

この後ヤズドへ行くとますます両替が厳しくなるかも、と思い、ここでわずかなUSドルをイラン通貨に換えておくことにする。
宿のやたらわたしの二の腕を触ってくる背の低い小間使いのセクハラハゲおやじに、両替の場所を聞くと、ずーっと15分ほど歩く銀行まで一緒に来てくれた!

ありがとう、おじさま・・・(扱いが急に変化。)

しこたま、といっても60ドル=540、000リヤールを入手。ドルはちなみにあと1万円くらいしかなーい。なんとかなるかな。
(あ、親戚筋の方がいらっしゃいましたら、振込み大歓迎です。)

さて、今日の目的地「ヤズド」へのバスが発着するターミナルまではこれまた市バスにのらなければ。
たしかこの辺から乗るはず・・・あ、掃除しているおっちゃんに訊いてみよ。

「北ターミナルまではここからでいいの?」

「ああ、いいよ。日本人か?そうかー。」

おっちゃんは、自分の店から何か持ってきた。

「はい、これ切符」

ありゃ、おっちゃん、これいくら?

「ノンノン、いらないよ、とっときな」

おっちゃんはまた店に帰っていった。昨日のパッカー、ワンちゃんが「イラン人に切符もらった」といっていたが、本当にあるんだなー。感動。。。

で。北ターミナルいきの黄色いバスにのる。
運転手のおっちゃん、そして乗客とも、こっちをまじまじと見ている。

ん?何か変?

あ!そうか!イランではバスの席も、男女が分かれているのだ!
前から乗るのは男性、真ん中のドアからのるのが、女性なのだー!

そう、空港に入場するときも、セキュリティチェックも、ぜんぶ男女別だった。。。
女は小さな入り口です。

さて、いきなり前から乗り込もうとしたアジア顔の異邦人。
すごすごとドアを換えて女性用の席についた。

「サラーム」と近くの女性に挨拶する。ちなみにイランでは全員、女性は外では黒などのスカーフで髪を隠しています。わたしも。暑いっちゅうの!

すると、となりのきれいな女性が、声をかけてきた。
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彼女は大学で食品化学を教えている27歳、レイ。濃いはずの眉毛を、イラン人には珍しく、細くととのえている。英語が堪能だ。

彼女とイランについて、私のことについて話をした。

「イラン人はだいたい20歳ー25歳くらいまでに結婚するけど、わたしはまだ。
あなたは一人でどうして旅行しているの?とても変わっているわね。イランではなかなか外国に行くビザは下りないわ。特に女性は・・・。イランのこと、どう思う?・・・・私は本当はこういうの好きじゃないの。」

若い世代からは、イランも変わってきているそうだ。

ちょっときいてみた。
「イランは核問題でいま世界中から危険な国だと思われているけど、どう感じているの?」

「ほかの国から危険な国だと思われているのはとてもいやだ。核は民間は誰も賛成してないのに、政府が勝手に進めている。」

「とてもギャップがあるのね・・・」

彼女は揺れるバスの中でバッグの中をごそごそし始めたと思ったら、ノートを取り出し、揺れがおさまると、私に

「メールアドレスを聞いてもいい?」と。

「もちろんよー」

同じターミナルでバスを降りて、彼女は私の「ヤズド」いきのチケットを買うのを手伝ってくれた。
「1時まで出ないって・・・しかも、1時のはエアコンなし。3時のはエアコンつきだけど、どうずる・・・?」

いやー、どっちもどっち・・・・。

「じゃ、1時で。」

「イランのバスは1時といってもなかなか出ないわ。いつも遅れるのよ。」

そうかー。気長に待つしかないね。
レイは10時のバスに乗って、大学へ向かっていった。

「ヘイリーマムヌーン(ありがとう)」
お礼を言って見送った。


さてと。。。。

あと3時間あるぞ。ま、ニューカレドニアで6時間待ったのよりはマシよね。

ボーっと座ったり、店を冷やかしたり、席を移動してみたり。とても清潔なバスターミナルだ。

あーあ、きょうからまた一人。ヤズドか・・・・。旧市街がいいって聞いたけど、モロッコの迷路みたいな感じかな。
とくにどうしても行きたいわけじゃないのよねー。

チカン注意のイランで、どんどん首都のテヘランから離れていくのが不安だった。
帰るのがむずかしくなったらどうしよう。。。

まぁ、しょうがない、ドイツに行くまでまだ時間もあるし、切符も買ったしね。

でもなぜか、気分はいまいちだった。


待合の椅子。
隣はビジネスマン風の男性。アタッシェケースを席の横に置き、携帯でやり取りしている。

反対側の席には「エクスキューズミー」と話しかけてくる若い男性。

向こうから話しかけてくる人は、悪い人の確率が高いので無視。


何かの拍子に隣のビジネスマン風と目が合い、挨拶をした。

どこにいくの?とこうので「ヤズドです」と答えた。

「ヤズドか・・・暑いぞ。」

え?やっぱり、エスファハンより暑いですか?

「暑いぞ。」

おじさんはどこ行くのか聞いてみると、ハマダーンという町の近くの「アラーキ」というところだそうだ。
ガイドブックの地図には、アラーキという場所はない。
ハマダーン、っていうのは、確かガイドブックに載っていたような。

「ハマダーンってどうなんですか?」

「ハマダーンはいいぞー。すずしい!いいところだよー」

え?そうなんですか?ふーん、涼しいのかー。いいなー。
暑さにはめっぽう弱い、私である。


「でもチケット買っちゃったんですよ、ヤズドの。」

「ハマダーンにいくなら、チケット交換してきてあげるよ」

え?ほんとですかー??


おっちゃんは、私のチケットをもって窓口にいき、3分後帰ってきた。

値段もやや高くなったようで、わたしがお金払います、というと、

「いいよいいよ。」

うわ~・・・・すみません!

「私についてくれば大丈夫。」


うーん、こりゃ助かる・・・。

おっちゃんは電話で仕事のやり取りをしていたかと思うと
「ちょっと街に帰って仕事をしてくるけど、ついてくるかい」

わたしはクソ暑い街中に行くのは否だったが、成り行きでついていくことにした。

おっちゃんはイスファハンの不動産を売る手続きをしに戻ったのだ。

その事務所にはいろんなイラン人がいて、40歳独身、日本で板金工をしていたおっちゃん、自称パイロットのおっちゃん35歳独身、いづれもわたしに電話番号を渡してくれ(いらないのに)、

「イスファハーンに帰ってきたら電話してくれ、僕の車でイスファハンを案内するよ」

「ありがとう!」

そんな、飛んで火にいる夏の虫じゃありまへんがな。

そうこうしているうちにバスの時間が。

「たいへんだ、バスのエアコンが壊れているらしい」

にゃにーーーー!!!

おっちゃんは、二人分のアイスクリームとお菓子を買ってきて、バスに乗った。

車内の電光掲示板↓

IN(車内)= 45度
OUT(外気)=41度

サウナじゃないんだから・・・・・。


おっちゃんと私、そして満員のお客さんを乗せて、バスはヤズドと反対方面に向かって走り出した。

車内ではイランの映画が流され、みんな各自で水をウォータークーラーまでもらいにいっている。

わたしはバスや車で隣の人と話すと気分が悪くなる、という癖があるので、少し気分が悪くなったが、ひと寝入りしたら楽になった。

おっちゃんが時々、水を汲んできてくれる。

それでも、また暑さのせいでくらくらしてくる。
でもイスファハンを離れるにつれて、車内の温度は38度と若干低くなり、ほっとする(ほっとする温度ではないけど)。

「おっちゃん、いつごろハマダーンにつくの?もう4時だけど」

「うーん、わしがアラーキの街で降りてから1時間半はかかるから、8時だな。」

そうか・・・・もう暗いなぁ。どうしよう、今夜の宿。

「今夜は遅くなるから、アラーキの町で一緒に降りて、宿で一泊していきなさい。安宿があるよ。今夜車で街を案内してあげる。明日の朝、ハマダーンに行くバスターミナルまで乗せてってあげるよ。」

あーそれは助かる・・・そうします。

おっちゃんと私はアラーキという街で降りる。
一泊60000リヤル=700円のやど。窓はちっちゃく高いところにあるので、独房のようだ。
一応値切る。

「1時間後に迎えに来るよ」

ほんとはもう一人になりたかったけど、まあしょうがないか。

1時間後おっちゃんは、街ではあんまり見かけない、まともな新しい車(フランス製)で現れた。

おっちゃんは工場の多いアラーキの、人と車であふれかえる町並みを危ない運転で案内してくれた。
「公園に行くかい?」

どうでもよかったが、行ってみることに。
家族連れでいっぱいだ。

休憩所にすわり、ZAMZAMコーラ(イランで有名なコーラ)を飲む。
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おっちゃんは突然話を変え
「ブスって知ってるか?キスのことだよ」

ハ?キス?そんなこと聞いてもないんだけど。

「ブスって日本では、不細工な女の人のことですよ」と答えたら。

「イランでは、家族や友人同士で、久しぶりに会ったらブスをするんだ」

へー。それで?私にしろとでも?
おっちゃんにはお世話になったが、日本男児として文化的に会ったばかりのおっちゃんとキスする常識はなかったので、

「日本ではしないよ、親となんて絶対(小さいころは別ですけどね)。。友人とも。」

ここは穏便に文化論に持っていくのが得策だ。

「わしはイランの文化が好きだね」

「ふーん、でも私は日本人だから、できない」

おっちゃんは少しがっかりしたような(気のせいかも)感じ。

公園を出て、私にメロン(120円)を買ってくれ、サンドイッチとジュースをおごってくれた。
しかし、私を一度も車から降ろそうとしない。
すべて一人で車を降りて買ってくる。異国人と一緒だとまずいのかもしれない。

そしておよそ1時間後、さよならっぽいムードになったので、
「おいおいおっちゃん、明日の朝、車でバスターミナルまで送るって言ったじゃん!」
と心の中で突っ込むが、ずうずうしくもできないため、おっちゃんに明日のバスの乗り方を聞いた。

と、車を降りると。。。

警察が私たちを待っていた。

「日本人かね、ひとりかね。明日はどこに行く?」

などと、宿のフロントで軽く質問を受けた。

無罪放免。そう、イランでは警察がうようよしている。

部屋に入って、シャワーもついてないので、悲しくくつろいでいた。
もう寝ようかなーとしたところ、

「コンコンコン、コンコンコン」

なんでしょう?

「FUMI 」というのであけてみた(知らないノックにドアを開けては危険です)。

なんと、おっちゃんと警察が2人、部屋のまえに来ている。

「FUMIに質問があるようだ。なあに、よくあることだよ。」

おっちゃんはいままで警察と話していたのか?

「部屋に入っていいか」と警察が言うので、それはご遠慮願い、別の部屋で尋問を受ける。

「どうしてイランに来たんだ?」
「どれくらい滞在する?」
「イランに来ようと思ったきっかけは?」
「地図は持っているのか?」

などなど。最後に私は必殺「大判世界地図」を広げ、どこから来たのか、テキトーに説明したら、やっと開放された。
警察のおっちゃんも、やっと笑顔を見せてくれた。

女性の一人旅はイランではかなり異質なことで、とくにガイドブックにも載っていないこの街では、めずらしい訪問者なのだろう。


汗だくでバスに乗り、長かった一日が、風呂も浴びれず、終わった。
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by kumaf3 | 2006-06-22 01:15 | アジア編