台湾その3: 台湾メシくいだおれ
おじいさんに連れられ、蒸し暑い夕方の台北の街をあるく。
といっても、ほんの3分ほどのところに、台湾料理「青葉餐庁」はあった。
このお店は歴史が古く、日本にも支店があるらしい。
ん?
なら日本で食べてもいいのでは・・・。
まぁ、でも、関西には支店が無いので、よしとするか。
おじいさんは、何やら小さい紙袋を持参している。
「これはな、こっちでいろいろお世話になる人にチップ代わりじゃ。」
見てみると、なぜか
ビオレ洗顔フォーム。
「こっちの人は日本のものが好きなんじゃ。」
といって、レストランのなじみのメイドさんにあげている。
メイドさんも喜んでいる様子。
でも、さっきドラッグストアに寄ったらこっちでも400円くらいで買えたけどなぁ。
「知り合いから安値で大量に仕入れるんや。」
ふ~ん。
さて、メニューの注文はおじいさんに任せる。こういうときはなれてる人に任せるのが一番。
しじみのしょうゆ漬け
・・・ややしょっぱすぎる。5個以上は無理。
海老チリ
これはんまい!!
だいたい、まずい海老チリは食べたことはないけど。
台湾特有の葉っぱの油炒め
甘すぎず、辛すぎず、うますぎず。
オレンジ色のさつまいものおかゆ。
「へぇ~、こんなサツマイモが入ったおかゆは初めてです。」
「そうじゃろう、そうじゃろう。どんどん食べなさい。」
そうこうしているうちに、おじいさんと付き合いのあるホテルのお偉いさんも来て、さらに注文。
その他、干し大根のはいった卵焼き(奥)や、ちりめんじゃこの味噌和え・・・
正直、脳卒中にさせたいんか!と思うほどしょっぱくてあんまり食べられない。
このしょっぱいちりめんを、お偉いさんはどんどんお皿に盛ってくれる。
いや~、ありがとうございます。(でも、しょっぱくて。)
・・・というわけで、おかゆばっかり食べていると、
「やれたべなさい、ほれたべなさい」と、おかゆばっかり3杯も4杯も よそっていただき、
いくらなんでも
もう食えねぇ!!!
おじいさんはお手洗いに行く、といって支払いを済ませてくださったようで(
紳士や。)今夜は御馳走になった。
ホテルのお偉いさんはまだ仕事あるので、ひとりで先に帰るという。
「では、ワレワレは、ちょっと歩いて帰ります。」
おじいさんは、私を伴って近所を一周。
「あすは、このうなぎ屋にいきましょう、時間が合えば。」
そのうなぎ屋はすぐちかくにあり、「肥前屋」といい、うな重が600円ほどで食べられる。
もう食事時は終わっているのに、すごい行列だ。
近所を5分ほど1周して、夜の散歩は終わり。
「では、私の部屋でお話でもしましょう。」「はぁ」
・・・え?
へ、部屋で?
まぁ、81歳のおじいちゃんだから危険はないだろうと思ったが、このおじいちゃんと部屋で話すような「積もる話」もない ような気が・・・。
「今夜は私の宿のオーナーの誕生日で、パーティがあるんです。(一応ホント)」
と言い訳をして、お別れした。
ごちそうさまでした^^;
夜の台北、あんまり危険な感じはしない。
ん?散髪屋さんの看板。
染髪、焼髪くらいはわかるが・・・
天坪頭?山本頭?
いったいどんなスタイルなのか?
今後、台北に行く機会のある男子はぜひ「山本頭」「天坪頭」と注文してほしい。
女子でもいい。
宿に帰ると、ほんとにパーティをしていた。
私にもケーキを分けてくれ、「誕生日おめでとう」を台湾の言葉で言った。(言葉はもう忘れた)
宿には各国からの旅人がおり、遅くまで国際交流が続いた。
あ~、長い一日だった。
by kumaf3 | 2008-09-07 00:21 | 08夏・台湾・歩き&食いだおれ