吉四六ランド~来ればわかる!?

ご注意 : このお話は、もう一話から始まっています。


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夢の遊園地「吉四六ランド」とは、どこにあるのだろう。


市民の平和を守るために涼しい高原に向かってパトロールをしているクマ巡査としては、このナゾを解明しないではいられない。



見えてきたのは、わらぶきの屋根の古びた一軒家。

障子は開け放たれ、畳にたくさんの白い座布団が敷いてあり、柱のところにもたれて、向こうを向いて誰かが座っていた。

どうやら眠っているようだ。


「すみませ~ん。」

「あ、はひ・・・!?」


おじさんは振り向いた。


うわぁ!!!


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              セルフ吉四六メイク!!




あ~ビックリした。




「あの~、ここは・・・?」



「ふんがふふ、寝よった。気持ちよう寝よった。。。あ、ここ?

ここは吉四六さんの話をするところじゃ。」






「おじさんが話をしてくれるんですか。」


「そう。毎週土日にな。」






「へぇ~、それはおいくらですか?」


「タダじゃ。」





それなら、と、畳に上がらせてもらい、おじさんはつづらを机に、メモ書きを見ながら吉四六話を始めた。




毒マムシの見分け方の話、武士をギャフンといわせた話・・・。

おじさんは放っておくと、ず~っとお喋りしてくれそう。






「吉四六さんのモデルとなった人は、このあたりの農民じゃった。

たいそう頭のいい人で、「賢くありたい」という一般農民の憧れじゃった。





それが言い伝えられたのじゃ。

柳田國男という民俗学者が全国行脚の折にここを訪れて、吉四六話を学会に発表した。

すると全国的に有名になった。


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昔は教科書にも載っておったが、土曜日を休みにする、という制度を導入する折に吉四六話は削られてしもうた。



いまは核家族化が進んで、おじいさんおばあさんが孫に話を聞かせる、ということも少なくなってしもうた。


誰かが語り継がんといけん。


わたしは、数年前にNPOを設立して、この語り部の活動を始めたんじゃ。」





毎週土曜・日曜には顔にメイクをし、ここで日がなお客さんを待つ。


一人も来ない日もあるという。



そんな地道な活動を、もう6年も続けているそうだ。





「で、吉四六ランド、というのは・・・?」



「吉四六ランドとは、このグラウンドのことじゃ。」





グラウンドのことだよ、グラウンドのこと!!


(誰だ、観覧車や駄菓子屋のテーマパークを想像してたのは。)



おじさんがいれば十分じゃないか。




30分ほど、このわら屋根の下でおじさんと過ごさせてもらった。



おじさんにお礼を言って、クマ巡査ご一行はまた、高千穂に車を走らせた。









キキ~~~ッ!! 


そのときだった。




ワレワレの目に一枚の看板が飛び込んできた。












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来ればわかる@@!?









何が!?
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by kumaf3 | 2008-07-23 20:31 | 2008夏 大分・阿蘇  

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