山口の旅6 ふたおい島2日目
階段を上がると・・・。
なんだか自分の部屋に帰ってきたような安心感と、こまかいところまでニクいインテリアのセンス。
階段の上がり口には、海辺で拾ってきた石とライト。
アンティークの和棚の上には小物がいっぱい。
弟さん夫婦が、お客さん用の部屋を、とインテリアにこだわって作り上げた部屋だ。
ワタシ好みの本もそろってるし、一週間ほどひきこもりたい・・・。
「もう蚊取り線香を炊いたほうがいいですよ」
蚊がいるのか。
いい湯かげんのお風呂をいただき、朝の船の音がするまで眠った。
翌朝は昨日とは打って変わっていい天気。
東京でなら11時頃までは起きないM氏だが、ふたおい島では6時には起きている。
(あ、そうだ、昨日、小料理屋風の食堂についてから数分で、M氏の言葉づかいは山口弁に戻っている。)
もう、下の小料理屋「みなとや(屋号)」に行っているようだ。
私も目が覚めたので行ってみる。
「朝ごはんの前に、散歩しますか。」
「うん」
ふたおい島は歩いて30分もあれば一周できる、と聞いていたので、軽いもんだろう。
石は強い波に洗われ、丸くなっている。
人懐こいワンちゃん。
漁師の安全を願う神社。
島のカタツムリ、でかすぎ。
ゆたかな原生林。
こんな道を散歩。
そして、ふたおい島に来た理由のひとつ、エミュ牧場を見学。
ふたおい島ではオーストラリアやニュージーランドで有名な「エミュ」を数年前から飼育している。
エミュの肉から採れるエミュオイルは、万能薬として珍重されていて、ふたおい島の島おこしとして商品化され、ひそかに人気である。
わたしはオーストラリアにジンベエザメを見にエクスマウスに行ったときに、
野生のエミュをたくさん見ていて・・・
エミュ界でも一目おかれている
といっても過言ではない。
そんな私であるので、国内では珍しいエミュの飼育を見学しないわけにはいかない。
なかなかほほえましい手作り感。
ど~れ、エミュちゃん!?どこかしら??
あんただれなのよ。
エサくれるんなら、へっぴり腰やめなさいよ。
靴つっつくわよ。
エミュのメスが出す「ポンポンポンポン」という喉の音が園内に響く。
島内にはいくつかのエミュ牧場があって、年齢ごとに飼われている。
まだ小屋で飼われているヒヨコ。
たまご。
最初は、数年前に行われた「きらら博」(そういえばなんかあったような・・・)で輸入されたエミュだったが、博覧会が終わり、もらってきたんだそうだ。
M氏いわく、「この島の魅力は島民が何でも好奇心を持って取り入れて、やってみるところ」。
ちなみに島民は70人くらい。30戸ほどらしい。
参考:島のメインストリート(みなとや前)
うむむ・・・M氏自慢のふたおい島、まだまだ魅力がありそうだ・・・。
by kumaf3 | 2008-05-21 00:20 | 山口県・蓋井(ふたおい)島