おニギリ受難の日
毎年この季節は、わが同居猫「おニギリ」は受難の季節。
そう、コレがやってくるのです。↓
年に一度の「予防注射」の日。
最近は5種類の病気を一回の接種で予防できるんですって~。
(5000円チョイかかります。)
猫を拾ってきては、無知のために早死にさせてつらい思いをしただけに、長生きさせたい。
猫についてはクマノフスキー教授が詳しいようです。
飼い主の私にとって、この日はとっても楽しみ。
なぜか? それは・・・・
日ごろ、
わがまま。
食っちゃ寝、食っちゃ寝。
他の猫にはケンカ吹っかける(弱いのに)。
の女王様おニギリが・・・
気弱になるから!!
まず、寝ているおニギリをそっと起こし、大きな袋にいれます。
当然嫌がりますが、ここは心を鬼にする。
(上からすっぽりかぶせる、その後そのまま肩にかける。首だけは出したほうが安心する。)
で、原チャリに乗り、ニャ~ニャ~鳴くのをなだめつつ、近所の病院へ。
もう、この辺で、どこに行くのか感づいているおニギリさん。
14年前拾ったときからお世話になっている病院。
「予防注射お願いします~」
待合室のベンチに座る。おニギリはバッグの中で硬くなり、ニャ~ニャ~。
診察室へ入り、おニギリを台に乗せる。
袋から出そうとするが、身を縮めているので、袋に手足が引っかかり(最後の抵抗)、先生に手伝ってもらう。
診察台は体重計になっている。
「え~っと、5,2キロ!? ちょっと待ってください・・・」
あまりの重さにカルテを確認しに行く先生。
「去年は4.2キロでしたが、そのまえは5.2キロでしたね。まぁ、ちょっと太ってますけど・・・」
おニギリのおなかをモミモミする先生。
「これは・・・脂肪ですからねぇ・・・。」
「たるんでます、ハイ。(飼い主もその傾向が・・・)」
「すごいよく食べるんです。」
「体重が急激に減ってるとエイズになってる心配があるんですが、まぁ、その心配はあまりないでしょう。」
おニギリは外出自由猫なので、外の猫に咬まれることがよくある。
春は特に、怪我をして帰ってくる。
他の猫に咬まれたところから病気がうつされることが多いらしい。
カラダがカチカチのおニギリの両手を押さえ、お知りの穴に体温計を差込む。
「38.5度ですね。大丈夫です。」
ものの1秒で接種後、先生に訊いてみる。
「最近、耳を掻くことが多いんですが、耳ダニでしょうか。」
「見てみましょう。」
もう帰るニャ~~!(自主的に袋に入る)
おニギリの耳垢は、真っ黒で大量なのが自慢。
先生「この耳垢の量は・・・@@;」
顕微鏡を覗く先生。
「いませんねえ。」
何度やっても、「いないですねぇ。」「いないですねぇ。」
おニギリは「ギャ~!ギャ~!」
わたしも顕微鏡を覗かせてもらったが・・・
・・・汚い。
「ときどきは耳掃除してくださいね^^;」
「ティッシュではしてるんですけど・・・」
「綿棒でしてあげて下さい。」
ノミも心配だったので毛並みを掻き分けてみてもらった。
「う~ん、いないようですねぇ」
あら?そうですか。。。。ホッ。
ようやく診察終了。
年に一度の飼い主の楽しみ、おニギリ受難の日でした。
来年も再来年も、末永く、年に一度の受難の日が訪れますように。
by kumaf3 | 2008-05-02 00:28 | 日常のつぶやき