岐阜の名所、大盤振舞!!
お楽しみいただいている「中部信越大阪東京行脚」編は、9月後半~10月5日までの旅を綴っているものです。
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翌朝。
スヤスヤー。
え?もう7時?
「どうして7時に起きないといけないんでしょうか?
おやすみなさい~フガフガ~。」
スヤスヤスー、寝心地最高・・・。
いかんいかん!
ここは心を鬼にして眠気と闘い、白川郷へ向かうのだ!
4日前、名古屋でダウンしてしまい、長野の「奈良井宿」行きがパァーになってしまったではないか。
「7時に起きて、8時には出発するよ」
という宿主・P氏の言葉がよみがえる。
彼は世界・日本を股にかける旅人だが、バックパッカーではないので「どうして起きないといけないんでしょうか、フガフガー」とはならない。
「用意できたー?」
「ハハハ、ハイ!」
さっそく国道(何号線だっけ?)を北上。
岐阜市から白川郷は2時間半ほどもかかる。むしろ富山からのほうが近いのだ。
P氏には無理をさせちゃったなぁ・・・。
途中のサービスエリアで名物「朴の葉(ほうのは)寿司」を購入。
朴の葉とは、長さ20センチくらいあるでっかい葉っぱ。
この葉っぱがつくのは「朴の木」。初めて聞いたなぁ、そんな木。
「モクレン科の落葉高木。日本特産。山林中に自生し、高さ約20メートル。葉は大形の倒卵形で、枝先に集まってつく。5、6月ごろ、黄白色の大形の花を開き、強い芳香を放つ。花びらはさじ状で6~9枚ある。材は軟らかく、家具や下駄に利用。葉は食べ物を包むのに用いられた。」
(大辞泉より)
山の幸がお寿司の具で、朴の葉の香りが寿司飯にうつり、かなりおいしい!!
車はいくつもの山や丘、ダムを超え、飛ぶように走った。
電光掲示板では気温15度を差している。
「白川村」と言う道路標示を発見!「うわ~!」ドキドキしてきた。
いよいよ、日本で一番行きたかったところ「白川郷」に着くのだ。
車は田んぼの丘の上を上り、駐車場に到着。
こっちこっち。
ん?どっち?
うわぁ~~~~~~!
こ、これは・・・!
桃源郷だ~~~!!
こんなところが残っているなんて。。。
山里に忘れられた、ファンタジーの世界。。
す、すごいよぉ・・・。
村に下りてみると、のどかな風景を歩くことが出来る。
トマトはおばあちゃんがつくったもの。一袋100円。激ウマ。
はぁ~、雪の冬に、泊まりに来たいなぁ。
秋の匂いがする。
ん?
めめんこって・・・!
なんですか!めめんこって!
「めめんこっちゅうてね、ゆきやなぎのこと。」
おみやげ処「めめんこ」にお越しの際は、こちらにお車を。
こんなモナカ初めて見た。
おなかがすいたので、朴葉(ほうば)味噌定食を頂く。
朴の葉の上に味噌を載せ、下から熱すると、懐かしい味噌の香り。。豆腐やみょうがにその味噌をつけて食べる。
ご飯につけてもおいしい。。(ご飯に味噌をつけて食べるのは「田舎者」らしいわ・・・)
その後も、サービス精神旺盛なP氏は、飛騨高山や・・・
「うだつの街」に連れて行ってくれた。
もしかして岐阜って名所だらけやん!?
夜は仲間内のパーティに参加、と一日が充実しまくりクリクリ栗原小巻。
そのほか、書き切れないほどいろーんな体験をさせてくれたP氏に、大感謝。
岐阜の文化と自然、そしてP氏のフトコロの大きさを知らしめてくれました。
P氏のような行動力・実行力があれば、人生が何倍も楽しめるんだろうなぁ。
その後、名古屋で用があるので、泣く泣く岐阜に別れを告げる。
岐阜名物その1↓
そばも絶品・・・。
岐阜名物その2↓
翌日、名古屋。
用があるビルは、初めての場所。一応カンタンな地図は持ってきたんだけど・・・。
地下鉄の駅を出て立ち止まり、地図をジーッと見ていると、うしろから女性の声が。。
「何かお探しですか?」
「ハッ!そうなんですー、○○ビルって言うんですけど・・」
「ええっと、番地はわかりますか?・・・あ、わたしの職場と近所みたいですね。一緒に行きましょう」
うわぁ~、あっちから声を掛けてくれて、行き先を探してくれるなんて、親切やなぁ・・・。
でも、なかなかビルは見つからない。
「おじさんに聞いてみましょう!」
「すみません、○○ビルを探してるんですけど・・・」
「うーん、ちょっとわからんねー。」
「ああ、そうですか。。。ありがとうございました!」
もうかれこれ10分くらい、一緒に探してくれる女性と、あたふたと○○ビルを探す。
「元に戻ってみましょう!」
「そうですね!」
すると、さっきのおじさんが地図を持ってきてくれて、
「○○ビルは、この先の角を右に曲がってすぐじゃ!」
うわー、おじさん、あれから探してくれてたんや!ありがとう!!!
名古屋の人も親切だなぁ・・・・!!!
無事、○○ビルは見つかり、女性とは名刺を交換して、
「また名古屋にきますので、遊んでくださいね!」
再会を約束して別れた。名古屋の友人第1号だ!
こうやって、方向音痴だからこそ、知り合いが出来る(迷惑もかけるけど)。
おかげで小用もなんとかうまく行き、名古屋から東京へ向かうバスに乗った。
およそ5時間半後、今夜は東京でこれまた久しぶりの友人に会う。
by kumaf3 | 2007-10-16 00:33 | 中部信越大阪東京行脚