キーカーカーからプンタゴルダへ(ベリーズ)
ベリーズから、またグアテマラに帰るか。
帰るなら、ジェミーと同じコース、ボートで南下していくのか。
それとも、またティカル遺跡方面フローレスに帰るのか。
はたまた、ホンジュラスに入ってしまうか。
当日の朝になっても、行き先を決められないでいた。
どうでもいいことを決めるのは、とても難しい。
どうでもいいけど、どうでもよくないかも知れないからだ。
んもー、ホンジュラスは後回しでもいいから、いったん、グアテマラの名物日本人宿「ペンション田代」があるアンティグアにいこう。
でも、アンティグアに向かうなら、どっちみち、どこかの町でもう一泊しなければならない。
ジェイミーは「フミはフローレスに戻るの?私は同じ道には戻りたくないわ」
それも納得である。
うーん。
とにかく、この島キーカーカーからボートでベリーズシティに戻り、バスターミナルに行って、そこで早く来たバスに乗ろう。
朝6時半にボートが出るため、早起き。日の出が拝めた!
朝日を眺める島の親子。
ボート乗り場。
ボートを時間まで待っていると、ジェミーが。
「わたし、太陽アレルギーかも。ほら、顔にこんなにブツブツが。」
あちゃー、にきびのようなのがたくさん出来ている。
「痒いとか痛いとか、感じる?」
「ううん。醜いだけよ(笑)」
私は「ジェミー、ダイビングする朝にケゾリしちゃいかんよ・・・。」と心の中で突っ込んだ。
直接言うと、日米関係に摩擦が生じるからだ。
ボートには、地元の学生や労働者が続々乗り込んできた。
ボートの船長。いかす。
1時間後、ベリーズシティへ。
「ここはひどく治安が悪いわ」というジェミーはタクシーに乗るというので、私も。
新聞の1面から2,3面まで大きな記事は死亡記事ばかり。昨日も昼の2時に銃撃事件があったそうだ。
バスターミナル。
ジェミーがいく方向のバスがすぐ来るらしいので、私もそっち方面に行く事にした。
バスに乗り込もうとすると、おばさんの足元にカモが。
ベリーズのバスは、ながーい!!!
バスの前の席にはこんな子が私を見ていて、ビックリ。
途中の町でいったん乗り換え(待ち時間なし、スムーズ!)、プンタゴルダまで7時間。バスの窓からはジャングルの景色。
椰子の葉っぱの屋根。
そして、プンタゴルダヘ到着。
とてもちいさな、国境の港町。
「ここはベリーズで最も物価が安いと聞いていたのに、宿も高いわ(9ドル)。」とジェミー。
「私のガイドブックは古いから、物価が上がってるわ」と毎日のように物価高に裏切られているのに、今日も期待が外れてガッカリのようだ。
わたしも物価高には閉口だが、この町もなんとなく好きだ。のんびり加減が心地いい。
多分生まれた町(村だけど)が田舎で、何もなく、のんびりしている所だから、ほっとするんだろうな。
「フミはこの旅でどれ位の国を回ってきたの?」
「この旅では(初めて入った国は)42ヶ国くらいかな。」
「え?私と同じくらいの期間、およそ7ヶ月で、42?私は13よ。」
「そうなのよー。多すぎるよね、しんどいもん。クレイジーやね。」
ちなみにジェミーは最初ボーイフレンドと回っていたけど、途中で彼が国に帰り、今は一人旅。
アフリカでは、身寄りのない子どもの施設でボランティアしていたそうだ。
「将来の夢?ええっとね・・・。恵まれない子どもたちの助けになりたい。私達は、お金も物もある国に生まれて幸運だけど、世界中にはかわいそうな子どもがたくさんいるの。2歳なのにエイズになっていて、両親はエイズで亡くなっている。2歳なのに、よ!助けなくちゃいけない。」
ジェイミー。ただの旅人かと思っていたら、そうじゃなかったのね。
わたしは、将来といえば自分が裕福に暮らす事ばっかり夢見ていて、「恵まれていない人を助ける」なんて考えた事がなかった。
旅の仕方によってはジェミーのような考えかたが得られるんだよなー。
何もしなくても汗がしたたる、湿度最高潮のベリーズにて。
明日は、グアテマラに入国だ。
帰るなら、ジェミーと同じコース、ボートで南下していくのか。
それとも、またティカル遺跡方面フローレスに帰るのか。
はたまた、ホンジュラスに入ってしまうか。
当日の朝になっても、行き先を決められないでいた。
どうでもいいことを決めるのは、とても難しい。
どうでもいいけど、どうでもよくないかも知れないからだ。
んもー、ホンジュラスは後回しでもいいから、いったん、グアテマラの名物日本人宿「ペンション田代」があるアンティグアにいこう。
でも、アンティグアに向かうなら、どっちみち、どこかの町でもう一泊しなければならない。
ジェイミーは「フミはフローレスに戻るの?私は同じ道には戻りたくないわ」
それも納得である。
うーん。
とにかく、この島キーカーカーからボートでベリーズシティに戻り、バスターミナルに行って、そこで早く来たバスに乗ろう。
朝6時半にボートが出るため、早起き。日の出が拝めた!
朝日を眺める島の親子。
ボート乗り場。
ボートを時間まで待っていると、ジェミーが。
「わたし、太陽アレルギーかも。ほら、顔にこんなにブツブツが。」
あちゃー、にきびのようなのがたくさん出来ている。
「痒いとか痛いとか、感じる?」
「ううん。醜いだけよ(笑)」
私は「ジェミー、ダイビングする朝にケゾリしちゃいかんよ・・・。」と心の中で突っ込んだ。
直接言うと、日米関係に摩擦が生じるからだ。
ボートには、地元の学生や労働者が続々乗り込んできた。
ボートの船長。いかす。
1時間後、ベリーズシティへ。
「ここはひどく治安が悪いわ」というジェミーはタクシーに乗るというので、私も。
新聞の1面から2,3面まで大きな記事は死亡記事ばかり。昨日も昼の2時に銃撃事件があったそうだ。
バスターミナル。
ジェミーがいく方向のバスがすぐ来るらしいので、私もそっち方面に行く事にした。
バスに乗り込もうとすると、おばさんの足元にカモが。
ベリーズのバスは、ながーい!!!
バスの前の席にはこんな子が私を見ていて、ビックリ。
途中の町でいったん乗り換え(待ち時間なし、スムーズ!)、プンタゴルダまで7時間。バスの窓からはジャングルの景色。
椰子の葉っぱの屋根。
そして、プンタゴルダヘ到着。
とてもちいさな、国境の港町。
「ここはベリーズで最も物価が安いと聞いていたのに、宿も高いわ(9ドル)。」とジェミー。
「私のガイドブックは古いから、物価が上がってるわ」と毎日のように物価高に裏切られているのに、今日も期待が外れてガッカリのようだ。
わたしも物価高には閉口だが、この町もなんとなく好きだ。のんびり加減が心地いい。
多分生まれた町(村だけど)が田舎で、何もなく、のんびりしている所だから、ほっとするんだろうな。
「フミはこの旅でどれ位の国を回ってきたの?」
「この旅では(初めて入った国は)42ヶ国くらいかな。」
「え?私と同じくらいの期間、およそ7ヶ月で、42?私は13よ。」
「そうなのよー。多すぎるよね、しんどいもん。クレイジーやね。」
ちなみにジェミーは最初ボーイフレンドと回っていたけど、途中で彼が国に帰り、今は一人旅。
アフリカでは、身寄りのない子どもの施設でボランティアしていたそうだ。
「将来の夢?ええっとね・・・。恵まれない子どもたちの助けになりたい。私達は、お金も物もある国に生まれて幸運だけど、世界中にはかわいそうな子どもがたくさんいるの。2歳なのにエイズになっていて、両親はエイズで亡くなっている。2歳なのに、よ!助けなくちゃいけない。」
ジェイミー。ただの旅人かと思っていたら、そうじゃなかったのね。
わたしは、将来といえば自分が裕福に暮らす事ばっかり夢見ていて、「恵まれていない人を助ける」なんて考えた事がなかった。
旅の仕方によってはジェミーのような考えかたが得られるんだよなー。
何もしなくても汗がしたたる、湿度最高潮のベリーズにて。
明日は、グアテマラに入国だ。
by kumaf3 | 2006-11-16 04:52 | 中米編