きょうはヤスール火山で爆発だ!

「なんでバヌアツ人はこんなに昼間っから道ばたで暇そうにダラダラしているんだろう。」
とおもったら、全国的に日曜日だった。旅に出ると毎日平日、毎日日曜日だもんなぁ。

けさは、シュノーケリングを楽しんだハイダウェイロッジのある島を7:45に出発。
あらためて、海のブルーに見とれる。
愛媛県で言うと、旧西海町のフェリー乗り場並みのブルーだ。

浜のバス乗り場(といってもただ、一本松が立っているだけである)で延々、待つこと45分。
バスが来なければ、22キロの荷物を背負って、空港まで歩くのか。。。
と思って覚悟をした瞬間、のんきそうなバスが一台やってきた。
たすかった。。。

おっちゃんはのんびり走っていたが、私に飛行機の時間を聞くと焦ったようで、がんがん飛ばし始めた!!

無事間に合い、200バヌー(250円)渡す。ありがとう!タンキュー!

ヤスール火山のあるタンナ島へいくぞ!
驚いたのはバヌアツ国内線のカウンター。
出発時刻表は、「ホワイトボード」。
かなり黒ずんでいる、まあいいけど。

およそ1時間30分のフライト。バヌアツを空から見ると、本当に海と島がきれい!ビバ!サンゴ礁!

空港に降り立つと、赤いアロハシャツを着た、いかりや長介似のおっちゃん(バヌアツの男性は、ほとんどいかりや似である)がバンガローの名前の札(もちろん手書き)を持って立っていた。

ええっと、私のロッジって、なんていう名前だっけ?

バウチャ(予約支払い証明)を見ると、おっちゃんのロッジ「ジャングルオアシス」のようである。

「ジャングルオアシス」・・・聞くからにジャングル、野趣たっぷりである。

ちなみに、わたしはそんなにワイルドな宿を求めているわけではない。
(そりゃ、温泉のある、今には机と座布団があって、お茶菓子のひとつもあるような和風高級宿が一番好きです。)

「道が悪いから、1時間30分くらいかかるよ」といかりや。
いかりやはりっぱなMITSUBISHIの4駆に荷物とたった一人の客である私を乗せ、やしの茂る道を運転し始めた。
アスファルト舗装なんて、してない土の道だ。

緑いっぱいのドライブ、うーん快適!

と思ったのは30分くらいで、進むにつれて、道はデコボコ!
ちょっと話題のエクササイズマシーン「ジョーバ」(わからない方は検索しよう)並みのロデオ状態。体幹トレーニングには最適である。

いかりやは、ところどころで、現地の山奥の人たちを荷台に乗せてあげている。


ロデオはもうたくさん!とドライブしているうちに、目的であるヤスール火山に到着!
麓は砂漠になっていて、砂漠4駆ドライブでジェットコースター気分を味わう。
いかりや、いいテクニックじゃん!

ヤスール火山は、もくもくと煙を上げていた。
活火山である。噴火が見たいのだが、煙だけ?
だったらがっかりだなぁ。
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いかりやの働くロッジは、ヤスール火山ちかくの山奥にあった。

いかりやはドライバーで、もうちょっと恰幅のいいオヤジが挨拶してきた。
「ここでの楽しみはいろいろあって、乗馬やトレッキング、火渡りダンス・・・でもお前は一泊だけだから、無理だな。日本人たちにここを紹介してくれい」
へえへえ。しかし、火山以上の魅力はどうも・・・・。

とにかく野趣あふれる、というか、野生そのものの場所だ。

わたしの泊まるロッジ(小屋)は、ベッドに蚊帳があり(助かった!)、およそ5畳ほどの広さ。
壁は竹でできており、屋根は木の皮製。

ほかにも小屋はあって、欧米人が泊まっていたりする。
敷地にはいろいろな熱帯植物、椰子などが茂っている。

トイレとシャワーの小屋は離れにある。
しかし、シャワーの部屋は木の壁がカビっていて、とても入る気分にはなれない。
トイレも然り。
でも、もっとすんごいトイレはマダガスカルで経験済みなので、まだ入れるほうである。

恰幅のいいおっちゃんは、食事を勧める。
「ランチは750バヌー(850円)、ディナーは1000バヌー1200円だ」

どんなものを現地の人は食べているか知りたかったので、とりあえずランチを試してみることにした。

ランチを頼んでおよそ1時間半後(もう、食事気分も萎えた頃・・)、女性が「ランチ」と呼びに来た。

食事をする小屋にいくと(電気はなく暗い)、ナイフとフォークが私のために並べられ、2皿運んできた。ほかほかの白ご飯に、きゅうりの輪切りっぽい野菜のツナ炒め、おかず用バナナのソテー。もう一皿は「パンプルムース=グレープフルーツのザク切り」のみ。

ご飯は多分、私のために炊いてくれたのだろう。電子レンジもなければ、ジャーもないから。
(電気は発電機を使って、夜のみ使える)

ツナ炒めは少しカレー風味、バナナは結構果物とはちがう食感。

ご飯は残してしまったけど、ごちそうさま。

これで850えんかぁ。でも、しょうがないなぁ。

4時頃に火山に行くというので、それまでエネルギーを温存することにする(つまり昼寝)。

ところが、4時になっても4時半になっても出発しない。
5時過ぎになってやっと、となりの小屋に泊まっているオーストラリア人男性ヤング4人と、現地青年ガイドとともに、登山を開始。

もう、薄暗くなり始めている。

でも、いかりやの言うことには「火山までは、歩いて25分」なので、大丈夫かな。
暗くなったほうが、火の粉とか見られて、格好だ!

「ねぇねぇ、もう40分くらい歩いてるよ?」
歩くというよりは、登山、ぜえぜえ。

現地青年ガイド「いま半分だ!」

え?半分!?
うそー。

もう、真っ暗だ。懐中電灯を使う。もちろん舗装などしていない登山道を、ひたすら登る。
オーストラリア人青年たちは、ウォッカを飲み飲み。よく上れるもんだ。

「ほら、火山が見えてきた」

あ、ホントだ。はるか遠くに見えてきた。。。はるかな道のり・・・・。
本当にあそこまでいくの?もう汗だく。
オーストラリア人は上半身裸になった。

「きみはパワーがあるな!ジムにいってるの?」とオーストラリア人青年。

いやいや、昔いってましたけど・・・。
でも、このときは自分の体力に感謝した。
けっこうな登山だ。

「時間が来れば、きっと到達できる」

これは仕事でも得た教訓だ。
16時間の耐久DJも、時間が来れば、終わる。

ジムでのエクササイズも、運動時間の乗り切れば、目標カロリーは達成できる。
ひたすら、続けること、だ。

草木も茂らない火山を登ることおよそ1時間30分。
やっと、火口から赤く染まる煙が見えてきた。

「ほら、あの煙、見たことあるかい?僕は初めてだ。」
一緒に私のスローペース登山に付き合ってくれたオーストラリア人=アーメン君が聞く。
「ないない!初めて!」

だんだん興奮してきた。
ときおり、小さな爆発音が聞こえてくる。

ちなみにここにはバヌアツ名物「世界でただひとつのポスト 火山編」がある。

とうとう、火口の縁にやってきた!

ザザー、ザザー。溶岩の波音だ。

10分に一回、大きな爆発があり、その間にも、小さな噴火がある。
飛び散った溶岩は、まだやわらかい溶岩の上にボテ、ボテと降り注ぐ。

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大きな噴火がある度に、「キャー!」と声を出してしまう。

「昔、この溶岩が直撃して、日本人女性が死んだよ」
ひえ~!やめちくり。


30分くらい、噴火を眺めて、満足!!!

下山し始めると同時に雨が降り出した。
ロッジから迎えの車が来ていたので、助かった。。。

ロッジに帰るとザザ降り!ディナーは食べるか?ときかれるが、そんなに期待できそうもないし、めんどうなので、断る。
汗と雨でぬれたので、薄汚れたシャワー室でシャワーを浴びる。

ふつう、愛媛では大雨が降ると雷がなるのだが、ここではまったく雷が鳴らない。

部屋に帰ると、蚊帳の中に、茶色いゴキブリが(食事中の方ごめんなさい)。
まぁ、野趣たっぷりである。なんとか追い出し、大雨なので、別棟のトイレに行くこともままならず、我慢しながら眠った。
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by kumaf3 | 2006-04-23 08:18 | 南太平洋の島めぐり編  

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