バヌアツじゃ!!
とっとと荷物を詰めて、今日の手配に出かけなければ。
早いうちに仕掛けると、きょう飛べるかもしれない。
この辺は、あさ早いのだ。
夕べ散歩をしながら、エアカリン(航空会社)のオフィスは、あさ7:40から開いているのだ!
山の上のユースホステルから、コロ付のスースケースを転がしながら下る。
コロ付でよかった~!
コロコロ、コロコロ。
ウベア島、バヌアツ国、これから30日までの10日間。
ニューカレドニア滞在中に、この2箇所を効率よく回らなければ。
「ウベア島行きはここじゃないわ」
とオフィスをたらい回しにされ、コロコロ、坂道を行ったりきたり。
荷物くらい置かせてくれよぉ!
「だめです」
きっついなぁ。飛行機代高いのに!
「きょうのウベア島行き、満席です。明日の朝ならありますが。」
そうかー。毎日ウベア行きはあるようなので、じゃあ、先にバヌアツを済ませようか!?
と、国際線オフィスに行ってきた。コロコロ。
今日16:00の出発、3泊4日後、月曜日もどりで、28250フラン=40000円(たかい・・・)
「これは、今日だけのスペシャルプライスよ」とお姉さん。
来週なら33000フランらしい。
このとき、スースケースにはさんでコロコロしていた、紫外線防止ジャケットが無くなっているのに気づく。ガーン。
歩いて15分ほど行ったところに、別の旅行会社で「バヌアツ航空」の安いチケットが買えると聞いたが、曜日がうまく合わないし、ジャケットを探したいし、くそ暑い!
この時点で、エアカラン利用、今日バヌアツ行き、月曜夜戻り、火曜日朝ウベア島へ行くー土曜日夜戻り、と決めた。
バヌアツ28250フラン(40000円)
ウベア島23200フラン(30000円)
トータル7万円!
まったく、つくづく、予定を決めない世界一周なんて、大金持ちのすることだ、と確信した。
この時点で、私の世界一周は「It is depend on my money!」というサブタイトルがついた。
文無しになった時点で、強制送還です。
国内線オフィスで、ウベア行きのチケットも購入しなければ。
と、その近くで、ジャケットを発見!
よがった~~~。
カードで支払おうとしたそのとき!
「あなたのカード、使えないわ。ほかのカード、もってない?」
もってまへんがな!VISAオンリーどす!
「あのー、ほんの数分前に、そこの国際線オフィスでは使えたんですけど?」
「おかしいわね。一時間後に来てくれる?」
しょうがないので、外に出て、バヌアツから戻った月曜日の夜の宿を探すことにする。
コロコロ、コロコロ。
ユースの窓口は19時に閉まってしまうので、泊まれないのだ。
街のホテル、一軒目。シングル8200F(12000円)。たいした設備でもない。
2軒目・・・5800F((7000円)これまた、すすけたホテル。
これなら、一か八か、ユースホステルに行ってみて、遅くチェックインできないか、聞いてみよう!!
丘の上まで、コロコロ、コロコロ。灼熱の太陽。暑い!
16キロの荷物、重い・・・。
でも、自転車で世界一周した人もいるんだから、こんなん、屁でもないわ!(食事中の方ごめんなさい)
したたる汗をぬぐいながら、ヌーメアの港まで見渡せるユースホステルの丘まで登る。
着いた・・・。
なじみのおっちゃんがいたので、聞いてみたら・・・
「レイトチェックイン?ノープロブレム!」
ほんと?おっちゃん、ほんと?
このときほど、ノープロブレムという言葉がありがたかったことはない。
おっちゃん、ありがとう!!!汗だくの女が、おっちゃんの袖にすがりつく。
「鍵を紙にくるんで、ドアのところにセロテープで貼り付けておくから。
ええっと、あんたの名前は、
フメだったかな?」
おっちゃん、私のなまえまで覚えていてくれて!
なんてありがたいんだろう。
世の中には神様みたいな人もいるんだなぁ。
感動しながら、丘を降りていく。
これで、バヌアツから戻ってきたときの宿はOK。
また、バス代は5000円かかるんだけど。。。
さて、1時間経ったので、国内線オフィスに行ってみる。
今度はOK!
さあて、ネットやサンはないかなぁ。
だいたいヌーメアの町は1時間800フラン=1200円。オークランドと一桁違う!
あきらめて公園でアイスを食べる。今日は国際線でバヌアツまで行くが、時間の余裕があるので、5000円のミニバスではなく、600円の路線バスでいける。えらい違いだなぁ。
まだ誰もいない国際線の空港で、いろいろこれからのことを考えてみる。
オーストラリアもインドネシアも出国チケットが必要なら、またオークランド行きの券でもネットで買って、オーストラリアで捨てようか。
これから数日間は、田舎なので、オーストラリアのHISとネットでやり取りする環境にはない。
もしe-ticketが発行できても、うけとれるのは、私がオークランドにいる一週間後の4/30~5/2の3日間のみ。
成功する可能性は低い。
別件でまた、問題発生!
今日バヌアツに行き、月曜の夜帰ってくるが、そのミニバス代3000フラン、ユース代1600フラン、翌朝のバス代180フラン、またウベアから帰ってきてからのバス代180フラン、ユース代1600フラン、その翌朝のミニバス代3000フラン。
ざっと10000フラン要る。
今度ニューカレドニアに帰ってくるのは夜遅いので、両替できるかどうか・・・。
今しておかなければ!
この空港は変わっていて、入国してきた人用のみ、両替の場所がある。
他国からの飛行機が着いて、人々が出てくる隙間から入って、両替しなければ。
そしてもうひとつ。
4/30、ニューカレドニアからニュージーランドに戻る際、6時までに国際空港にこなければならないので、ミニバスを予約する必要がある。
外に、到着した人用のミニバス乗り場があるので、そこの窓口の女性に聞いてみる。
すると、オフィスに電話してくれた。
電話はしてくれても、フランス語しかわからないらしく、私とオフィスの女性が英語で話をする。
なんとか、30日、朝5時、ユースの丘の上で、という予約が取れた。ほっ。
いよいよ、バヌアツ国への出発だ。
セキュリティチェックが厳しく、眉毛用の大事なハサミが取り上げられる。
ウルウル。。。。悲しくなる。
しょうがない!飛行機は16:10発だが、アラームがなっているらしく、1時間遅れて出発。
もう、日が暮れてしまった。暗いぞ。
もちろん、バヌアツでの宿なんか、予約してない。
by kumaf3 | 2006-04-21 17:16 | 南太平洋の島めぐり編